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6.93点(レビュー数:16人)

作者大友克洋

巻数1巻 (完結)

連載誌アクションデラックス:1981年~ / 双葉社

更新時刻 2011-10-20 14:23:02

あらすじ 超能力が殺人のチェイスを始めた!ペンと墨が構築した超四次元コミック。日本SF大賞に輝く初期大友作品の頂点に立つロングセラー。

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童夢のレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全14 件

10点 デビルチョコさん

圧巻な画力と物語の舞台設定。

マンモス団地の事を、徹底的に不気味に描いている。
完璧なまでに「画一」された建物と、「画一」されたコミュニティを守る住人。
まるで何かに強要されているかのように。

この不気味なまでに画一された世界の一端が崩れた時、建物、コミュニティ、そして住人、全てが崩壊していく。

それらの描写とストーリー構成が見事。
日常生活の中で起きる、非日常な出来事を描いている傑作。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-08-04 00:27:00] [修正:2015-08-04 00:27:00] [このレビューのURL]

6点 kikiさん

刑事さん達がもっとストーリーの核心に入り込んでくるのかと
思っていたら・・・ただの超能力漫画でした。
意外な展開や複雑な伏線は皆無だけど、やはり画に魅せられて
一気に読んでしまいました。

服装や風景など時代は感じさせられるけど(団地風景懐かしい!)
バトルシーンは他の現在の漫画作品と比べても今でもかっこいい絵
だと私は思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-08-14 18:39:21] [修正:2012-08-16 15:00:49] [このレビューのURL]

6点 booさん

話は至極単純。超能力者二人のエスパーバトルがひたすら展開される。
ストーリーなんて余計なものは要らねぇ。ひたすらおれの絵を見やがれ、なんて大友先生の声が聞こえてきそうな作品。

映画的な表現を初めて明確に取り入れたエポックメイキング的な作品なので興味があれば読むべきでしょう。今でも十分に読める。
現在映画的手法を取り入れた漫画なんて珍しくもないというか当たり前に近いわけで、そういう意味では今読む人の衝撃は薄いかもしれない。実際私もそうだった。ただ、取り入れた漫画は珍しくなくてもここまで徹底しているのは珍しい。なかなか新鮮に読めた。

これを見て荒木飛呂彦が超能力を形にしたスタンドを発想してしまったのも納得できる。それほど何やっているのか分かりにくい。
一方分からないことの恐怖を改めて強く感じた。理屈が見えないというのはやはり怖い。いわゆる未知の恐怖ってやつ。ホラーやサスペンス辺りだとこちらの方が相性いいと思う。

AKIRAも同様だが、記念碑な作品というのはもちろん認めるし尊敬するべき作品。ただ普遍的な名作かというと少し違うと思う。
例えば2001年宇宙の旅やブレードランナーも同じく記念碑的な作品だけど、その衝撃は未だ古さは感じるものの衰えない。それはやはり「美の新しさ」に依る所が大きい。
森エンテスさんが挙げているマトリックスやアバターのような「手法的な新しさ」というのは「美の新しさ」と比べてどうしても薄れてしまうものだ。

そういう意味でもう風化は始まっているように感じられるものの日本の漫画史に残ることは確か。読むべき作品です。
申し訳ないけどそういう貢献を含まない単体としての評価は良作程度。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-17 04:12:00] [修正:2011-09-17 04:12:00] [このレビューのURL]

10点 torinokidさん

発売当時の衝撃に敬意を表して10点。
その頃はまさに「マンガというメディアを超え…」って感じだった。

現在の感覚で見ればちょっと古い超能力マンガとしか言えないかも。
新たに読まれる方は昭和50年代の作品だという点を
考慮して読んでくださいってことで。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-12-01 17:00:26] [修正:2011-02-25 22:06:21] [このレビューのURL]

8点 エピオンさん

母親に勧められて


とにかく1コマ1コマのシーンが印象的で、頭に強く残っている。

特に感動はする話ではなかったが、確実に衝撃を与えられた。
画力は本当に高く、一度読んでもらいたい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-01-14 22:29:58] [修正:2011-01-14 22:29:58] [このレビューのURL]

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