さくらんのレビュー
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6点 森エンテスさん
花魁の世界を安野テイストで描ききった作品で、単行本も一冊完結なので、男性読者が最初に手にする安野本としては十分な作品だと思います。
『花とみつばち』もそうでしたけど、出てくる男はたいてい魅力無いですけど、女性は魅力的です。
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[投稿:2011-11-28 20:57:51] [修正:2011-11-28 20:57:51] [このレビューのURL]
7点 朔太さん
花魁は、言わば徒花。咲いても実を結ばずに散る花であり、はかなく散る桜花。その運命を知ってか知らずか、心に影を落としながら、郭の脱出を試みたり、体制に反抗する。皮肉にも反骨精神の旺盛な諦めない女が、花魁として大成し、徒花といえども大輪の花を咲かせて見せる。
主人公のキャラ設定でぐいぐい引き込まれる。著者と編集者で随分議論した痕跡が窺える力作。
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[投稿:2010-01-27 21:35:02] [修正:2010-06-06 06:48:57] [このレビューのURL]