あらすじ 紺野さんと遊ぶ漫画です。 続とFINALもあわせて3巻出ています。 続きを表示>>
紺野さんと遊ぼうのレビュー
7点 朔太さん
シュールというかフェチというか、絶対に人によって
好みが分かれる。
安田弘之氏の他の作品でも所々に遭った独特のギャグの
エッセンスが凝縮している。
女子高生というより、女性全体の素をよく観察している。
いや、そんなはずはない。
この作品に出てくる生態を他人に暴露する女性はいないからな。
でも、いわゆるあるある事典的な生態を笑うのではなく、
愛してやまない人なんだな。
3巻全部を一挙に1時間かけないで読んでしまった。
スルスルと読めるのもありがたいけど、描いた方の苦労は
大変だったろうに。
漫画らしい漫画というか、これは漫画以外の手段では
この世界の面白さ、人間賛美は表現できない。
その点で、とても記憶に残る作品だ。
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[投稿:2022-06-30 07:00:11] [修正:2022-06-30 07:00:11] [このレビューのURL]
7点 夜、テレスドン。さん
多分、安田弘之は佐伯俊男が好きなんだろう。
セーラー服を着た、感情がないような目つきの少女。
無駄のない簡素な線。それゆえの伝わってくる汗の臭い。なによりエロい。
紺野さんと遊ぼう、というか、紺野さん「で」遊ぼうの方が正しいか。
とにかく紺野さんでフェティッシュに遊ぶ。
例えば等身大のカブトムシに襲わせたり、素足でモチをつかせてみたり
紺野さんを太らせ太股にテニスラケットの網目を押し付けてみたり
など、作者の妄想が一話一話続く。紺野さんは喋らない。
かと言って、フェチ一直線かと言うとそうでもなく
実際この本を人に貸し、曰く「これ笑えたよ」だった。
ギャグとしても読めるのだ。ギャグとまでは言えるか分からないが
自分の妄想に読者が引かないようにか、かなり読みやすい形で書かれている。
それが読者への配慮なのか、それとも元々そういう楽しいノリが好きなのかは知らないが
どっちの見方をしても十分に読める。まあフェチの方が圧倒的に強いが。
それでも一巻で「幻の序章」と銘打たれた紺野さん第一号の、煩悩全開の作風が好きだなあ。
線の雑さも一層、初期の佐伯俊男風。
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[投稿:2007-06-17 15:10:37] [修正:2007-06-17 15:10:37] [このレビューのURL]
4点 団背広さん
ものすごく実験的な小品。
「紺野さん」っていう女の子が出てきてなんか色々やる、そんだけの漫画なんだけど…なんだろう、この妙なフェチ感覚は。
最初はあんまり可愛くないと思ってた紺野さんが読み進めるうちにだんだん可愛く見えてくるし…
いや、男の理想とは真逆のことばっかりやってるんですが。なんかそれがかえって可愛らしさを際立たせているというか。うーん。
ローテンションな深夜番組見てる気分になる変な漫画。
ある意味これは萌え漫画の部類に入るかもしれん。
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[投稿:2005-06-06 00:55:21] [修正:2005-06-06 00:55:21] [このレビューのURL]