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6.66点(レビュー数:6人)

作者麻生みこと

巻数4巻 (完結)

連載誌good!アフタヌーン:2008年~ / 講談社

更新時刻 2010-02-05 01:31:26

あらすじ 京都のある長屋に住む職人たちの恋愛を描いたオムニバス形式の恋愛漫画。

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路地恋花のレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全6 件

5点 kikiさん

京都の路地裏長屋で様々職人さんたちが出てきてそれぞれの恋愛物語のオムニバス。
へーこんな仕事がとか京都の風習とか意外な展開もある恋愛物語が多少楽しめました。
けど私にはなんかこう普通というかライトに読めるけど一度読んだからもういいかなという感じでした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-07-02 21:55:46] [修正:2014-07-02 21:55:46] [このレビューのURL]

7点 torinokidさん

良作。安心して読めます。
乱暴に称すれば恋愛フレーバー付きの「現代版職人マンガ」。

舞台が京都のとある長屋ってのがまた良いじゃないの。
京言葉が作品の淡い雰囲気に見事にマッチしていると思う。

創作世界の話ではあるが、登場人物の方々には頑張って頂きたいものだ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-08-07 11:20:07] [修正:2012-08-07 13:40:34] [このレビューのURL]

5点 booさん

 京都のとある路地にある、若い芸術家たちが集う長屋を舞台にしたオムニバス形式の恋愛もの。

 good!アフタヌーンで恋愛ものをやるってのがまず珍しいなと思うわけで。アフタ系列は基本的に読者は男性を想定しているだろうし、男向けのラブストーリーを描く作家がそもそも少ないので当然ではあるのだけれども。何故少ないのかというと、女性に比べると男は恋愛関係のどろどろが苦手、というのが恐らくあって。だってさ、多分そのどろどろこそがおもしろみなのに、それがひたする面倒くさいだもん。
 決して恋愛ものが苦手なのではなくて、恋愛漫画にありがちなどろどろが苦手なんだよなぁ。そんな私だから、高浜寛の凪渡りやくらもちふさこの天然コケッコー、など恋愛ものとしては多くの少女漫画とは一線を画したものを好んできた。映画や小説だとそんなことはないし、漫画にももっとアダルトな恋愛ものが多くても良いよなぁなんて思っていたりもして。

 路地恋花はgood!アフタヌーンで連載していることからも分かるように、私のようにどろどろな恋愛ものが苦手な方でも問題なく読める。というのも、基本的にこの漫画では恋する側と恋される側の2人しか登場しない。多分恋愛もののどろどろな煩雑さというのは、恋愛に付随してくる人間関係の面倒くささだ。そういう面倒くささがないだけで、こんなにさっくりと読みやすくなるのか!というのは中々新鮮な驚きだった。

 この漫画が読みやすい、というのはそれだけではなくて。何というか、恋愛をした時に直面する自らの内面のどろどろとかね、そういう読み手が引きずられてダウナーな気分になりかねない感情は全く描かれない。みんな基本的に幸せに生きてるし、それなりに成功してもいる。何気にここまで悪い意味でなく、一貫してライトに恋愛を描くという発想はあんまりなかったと思う。
 そういうどろどろに比重を置かない代わりに、長屋暮らしの芸術家達の技術や生活は丁寧に描かれるし、所々ユーモアを挟みつつも一ひねりした物語が綴られていく。京都のふんわりとした雰囲気は魅力的だし、絵もそつがなくて読みやすい。

 めちゃくちゃ良い!と絶賛するつもりはないのだけれど、それは別に作者自身も望んでないんじゃないかな。心を強く揺さぶることは決してないけれど、マイナスの感情を抱かせることも決してなくて、ひたすらに軽くて軽くて少しだけ温かい読み心地。そういう漫画を麻生みことは描きたいのだろうし、その試みは確実に成功している。そしてそんな漫画は実は決して多くはないのだ。
 
 良い意味で時間をつぶしたいと思った時や疲れている時におすすめしたい漫画。プラスにもマイナスにも心を揺さぶられたくない時ってけっこうあるもんだし、需要は少なくないと思う。ただし、そのライトさと引き換えに一度読めば満足しちゃう感じはあるのだけれど…そういう漫画です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-04-01 01:01:31] [修正:2012-04-01 01:01:31] [このレビューのURL]

8点 クランベリーさん

おもろい。

製本屋、銀細工職人、画家、小説家、蝋燭屋、花屋、布小物屋、万華鏡屋、美容師、靴屋、などなど、京都のとある路地の長屋に集まる若手の作家や職人を題材にした恋物語。
オムニバスなんだけど各登場人物がそれぞれの話でつながってるという今はやりの形式。

何かもうあったかーい。
どのお話も派手ではないんだけどよく出来ていて、読んだ後に気持ちがほっこりする。
登場人物がみんな京言葉(たまに大阪弁とか東京弁の人もいるけど)ってのもどこか奥ゆかしくて風情があってすごくいいかもしれない。でもそれはうちの実家が京都だから私が個人的にそう感じるだけかもしれへんけど。

肩肘張らないで自然体で読めてすごくあったかくなれる作品。こんな長屋いいな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-12-10 20:32:28] [修正:2011-12-10 20:32:28] [このレビューのURL]

7点 blackbirdさん

こういう仕事があるのか、こんなこだわりを持った人がいるんだと、職人に感心してしまう。
そんな職人たちも、恋するんだなあ。
(そりゃそうなんですが)

その恋が何とも穏やかで、読後も静かで暖かな気持ちになるものが多い。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-04-14 23:23:03] [修正:2011-04-14 23:23:03] [このレビューのURL]

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