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7.33点(レビュー数:6人)

作者新川直司

巻数2巻 (完結)

連載誌マガジンイーノ:2009年~ / 講談社

更新時刻 2010-02-18 00:54:55

あらすじ 体格に勝る男子と混ざりながらも、少女の夢は色褪せない。誰よりも速く、誰よりも強く、誰よりも上手になりたい――14歳。恩田希の青春は、加速する!!

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さよならフットボールのレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全6 件

5点 jdf54jさん

どう見ても打ち切りなんだろうが、2巻でやれる事全部消化してるので
半端な内容で終わっているわけではない。
男の体格でゴリ押しするサッカーが嫌いなサッカー少女が
テクでなんとか見返してやろう、というお話。
当然年を取る毎に体格差は開いていくので、中学生の今が
最後のチャンスと思い奮闘するのだが
その姿が健気で支えたくなる。
絵柄はサッカーに向いてないが綺麗。サッカーを交えた青春モノの
側面もあり、軽いギャグがちょこちょこ入ってるの
もあいまって、サッカーに興味がなくても読みやすい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-04-09 09:21:23] [修正:2012-05-16 00:50:19] [このレビューのURL]

7点 booさん

サッカー漫画の異色作にして個人的なベスト。まあ純粋なサッカーだけを描く作品ではないんで、一括りにしたら怒られるかもしれませんが。

女の子にも関わらず男子サッカー部に所属する恩田希。部内で随一のテクと創造性を持つも女の子ゆえに試合には出れない。しかし新人戦の1回戦に彼女はどうしても出場したい理由があって…。

この作品はサッカーにおける体格の重要性、男と女の違い、女子サッカーの現実、少年少女期の終わり、など欲張りなほどテーマをたくさん盛り込んでいる。
確かにそれらは興味深いけれど、そのおかげで楽しめたのかというと少し違う気がする。
では何がこの作品のすばらしい所なのか。

次に飛ぶためには、体を屈めなければいけない。
恩田は誰よりも低く屈んだからこそ誰よりも高く飛ぶことが出来た。誰もがそう、見とれてしまうほどに。
澱のように溜まっていたものが開放される時にカタルシスが生まれる。その点でさよならフットボールのカタルシスは半端じゃない。2巻の途中から鳥肌立ちっぱなし、そしてクライマックスではもはや鳥肌の上に鳥肌が立ったかのように感じてしまう。そしてひしひしと伝わってくるサッカーの楽しさ。
まさかサッカーで泣かされようとは…。

「ノンちゃんのフットボールには夢がある。」
まだ読んでない皆さん、あなたも恩田希のフットボールに魅せられてみませんか?

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-10 13:11:02] [修正:2012-01-22 22:15:27] [このレビューのURL]

9点 ショーンさん

サッカー好きには是非読んでほしい隠れた名作。
それとこの作者は大化けしそうな予感がします。そういう意味でも注目して欲しい

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-03 18:27:16] [修正:2011-12-16 08:23:15] [このレビューのURL]

8点 daiho_さん

少女が主人公のサッカーマンガ。
あっさり読めてしまう作品だが、ところどころに良い言葉がちりばめられている。
主人公は女の子なので大きくなるにつれてフィジカルでどうしても
男の子の負けてしまう。それをどうするかという作品なのだが
これは女の子だけの問題じゃなく日本と世界でも言えることだし
子供のころは体格が良かった男の子があまり背が伸びず、昔は相手に
ならなかった子たちにどんどん追い越されていくことだってある。
フィジカルで負けてしまい自分が固執してしまうのだがそこが盲点で
他に勝てるところを探せばいい。
そんな単純なことだがうまく女の子を主人公にして書けてる。

本当にこの主人公は楽しそうにサッカーしてる。
2巻で終わるのがおしいが、またそれが良かったとも思える。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-01-31 00:58:06] [修正:2011-01-31 00:58:06] [このレビューのURL]

7点 ITSUKIさん

小学校から中学、高校と成長するに従ってはっきりと分かれてくる「男子」と「女子」の違い。
サッカーをやりたくても「女子だから」という理由で試合に出してもらえない主人公・望。

そんな中、望はたくましく成長し立派なサッカー選手となっていたかつての弟分、ナメックと再会します。
「フィジカル」でどうしても男子には敵わない。
サッカーはフィジカルが全てじゃないけど、全ての中の一つであるというのは作中のセリフですが、それが主人公の悩みそのものです。

サッカーにはフィジカル以外にも戦い方がある。
それをナメックに証明するために望はピッチに立つのですが…

試合の中で無意識にフィジカルに囚われていた望がじょじょにかつての本来の自分のプレーを取戻し蘇って行く様が爽快です。
また、思春期まっただ中の作品なのでどそういう点でも爽やか。
タイトルも読んでから改めて見ると切なさを感じさせる良いタイトルだなと思います。

テーマ的には短編向けなんですが、二巻使って描かれているのでストーリーもしっかりしていて良い作品でした。

個人的にはキャラの魅力を更に引き出せるような描きわけができていればもっと良かったなと…

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-01-25 23:33:05] [修正:2011-01-25 23:34:02] [このレビューのURL]

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