ホーム > 不明 > 短編集 > ぼくらの村には湖があった

7点(レビュー数:2人)

作者田村由美

巻数1巻 (完結)

連載誌短編集:2007年~ / 小学館

更新時刻 2010-04-18 20:22:27

あらすじ 見捨てられた水族館に、謎の生物がいた。小学6年生の夏、すずめは仲間たちとその生物ウィリーを助け出す。ところが次の年、「湖に恐竜がいる!?」と全国的な大騒ぎとなってしまう。すずめたちは、大人を欺く一大計画を立てるが…!?(巻末文の一部を引用)

備考 短編集のため連載開始年には発行年を記載。

シェア
Check

ぼくらの村には湖があったのレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

7点 さん

『田村由美さんの感性がむき出しになった短編作品集』


評価:どの話も『ときめき』がある。


短編作品集です。
一読して、荒削りな印象を受けました。
けれどどの話にも必ずハッとして、手が止まるページがありました。
いっぱいときめきたいとき、刺激を受けたいとき、
私はこの本を手に取ります。


※田村由美の作品は『BASARA』→『シカゴ』→『巴がゆく!』→『7SEEDS』→『猫mix幻奇譚とらじ』→『ぼくらの村には湖があった』の順番で手に取りました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-10-13 22:34:27] [修正:2014-10-13 22:34:27] [このレビューのURL]

7点 ジブリ好き!さん

少女漫画?いえいえ、大人向けですよね、田村先生…


表題は大人も子供も楽しめます。
落とし所は現実的で、子供心な冒険心と逃れられない現実が入り混じって儚い。

短編集は基本的に表題が一番面白く出来が良いものですが、この作品は結構分かれると思います。5作品中霧の家以外の4作品は「非日常」がテーマな気がする。

踊る教室
学校がテロに占拠されて…
心理的などんでん返しが素晴らしく、考え方も共感できて、かなり楽しめました!

王子くん
謎の転校生は実は…
オチが読めるようになったら、田村ワールドにどっぷりな証拠。

晴れ、ときどき闇。
趣味が天気予報な私は、自称スパイさんと出会って…
感覚にグッときました。男に同情はできなくとも、オチはベタでも、やっぱり見せ方がうまい。トリビア満載、楽しめる一品。

霧の家
ひっそりと霧の中に埋まる家…
ホラーですね、わかります。いたいけな少女が読むにはダークすぎるというか刺激が強すぎるというか…


短編でも田村節全開、決して甘い結末を期待してはいけません。
さすが田村先生、短編でもやってくれるな、って感じの一品。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-06-17 03:28:45] [修正:2010-06-17 03:28:45] [このレビューのURL]


ぼくらの村には湖があったと同じ作者の漫画

田村由美の情報をもっと見る

同年代の漫画

短編集の情報をもっと見る