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7.96点(レビュー数:65人)

作者福本伸行

巻数11巻 (完結)

連載誌アクションピザッツ:1992年~ / 双葉社

更新時刻 2012-08-21 12:47:47

あらすじ 「人生を変える億って金欲しくないか?」森田の前に突如現れた謎の男・銀二。"銀王"と呼ばれるその男に見込まれ、次々と試されていく森田。「人をひとり殺してもらいたい・・・」森田の出す答えは?そして銀二の思惑とは!?破格の金銭が飛び交う、想像を超えたスリリングな裏世界への扉が、今、森田の目の前で開かれる!

備考 文庫版は全8巻

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銀と金のレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全10 件

福本さんの描く漫画は「ギャンブル漫画」と呼ばれていますが、その実ほとんどの作品では「勝つべくして勝つ」作品と言えます。ただ残念なことに最近の福本さんの漫画はただただ引き延ばすだけの漫画ばかりで、読んでいるこちらは辟易するばかりです。

しかし、この銀と金は11巻とは思えない密度で話が進み、しっかりとロジックを積み上げ勝利する読んでいてとても気持ちのいい作品です。(後半はドロっとしてますが…)

絵柄が気になると言う方もぜひ一度読んで欲しい作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-12-13 07:22:55] [修正:2017-12-13 07:22:55] [このレビューのURL]

8点 punpeeさん

引き延ばしや必要以上の比喩表現によるページ浪費が無い分、カイジより作品の完成度は高いですね。

シリーズ毎のギャンブルだけでなく、意外にバトルシリーズも緊迫感があります。
一番は画商編ですね。積み上げたロジック…!!

ちなみに私は、麻雀もポーカーもハッキリしたルールは分からないのですが、それでも全体を通して楽しめました。

特に麻雀編での「人間を飼う」という表現には狂気を感じました。
その中での勝つか負けるかの緊迫感は、本当にヒヤヒヤしましたね。

最後は消化不良の様にも思えますが、最後の最後に森田と銀さんが対等な関係になり、袂を分かったという見方をすれば、無しでもない様な気もしますね。
そう考えると、競馬編は惰性かもしれません。笑

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-03-10 20:27:45] [修正:2016-03-10 20:27:45] [このレビューのURL]

8点 maaさん

個人的におすすめしたい漫画の一番。
同じ作者の中でも一番おすすめです。

麻雀が多いけどもその中でも多岐に渡っていろいろなものを書いています。

圧倒的な優位の者を倒す展開が多いしその理論もまさに・・・ってのが多い名作。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-09-24 17:52:22] [修正:2014-09-24 17:52:22] [このレビューのURL]

8点 くっさんさん

前述の方もいますが、私も続きが見たいです。ピカレスク漫画の極みですね。終わりが尻切れな感じがして読んでいる当時、最終回ときずかなかったです。
まあ、あれだけの質を維持しながら連載続けるのも厳しいかもしれませんが。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-15 17:34:44] [修正:2010-09-15 17:34:44] [このレビューのURL]

8点 えりくらさん

 ギャンブルあり、名言ありの福本漫画の真骨頂。

 ただし、一つ一つの勝負の結末にある爽快感は、他の福本漫画と比べると少ないかもしれない。そこがカイジ、アカギ、天なんかと比べた時に最も異なる点で、この荒唐無稽な漫画にある種のリアリティを与えている要因でもあるのだけれど。

 終盤、主人公の一人である森田鉄雄は神威編を最後に引退をしてしまう。おぞましい人間への嫌悪感や、染まってしまうことへの恐れ。

 それは勝ち続けること、勝ちを積もらせ続けることに対して作者が抱いた疑念の表れのように思える。

 ラストシーンで銀王こと平井銀二はこんな意味のことを言っている。

  敗れは近い……おそらく次か、その次か……
  しかし、勝ち逃げだけは許されない……それだけはしちゃいけない。
  ならば、勝ち続ける……灰になるまで……

 もしも自分が志半ばで倒れた時、自分の代わりに目指した道を行き果たしてくれる。それほどの存在を失った銀二はまるで抜け殻のように見える。亡霊となって勝ち続ける銀二にはただ勝ちが積もり続ける虚無が残るばかりである。

 あまり評判の良くないラストだが、個人的には味わい深いラストだった思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-06-30 01:33:14] [修正:2010-06-30 01:36:06] [このレビューのURL]

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