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7点(レビュー数:4人)

作者清水玲子

巻数5巻 (完結)

連載誌LaLa:1986年~ / 白泉社

更新時刻 2011-01-17 21:49:56

あらすじ 24世紀。ニューヨークで探偵業を営むジャックは、恐竜と人間が共存する星「竜星王(セレツネワ)」からの依頼を受ける。

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竜の眠る星のレビュー

点数別:
1件~ 4件を表示/全4 件

6点 paranaさん

主人公は探偵業を営む2人のアンドロイド、ジャックとエレナ。
恐竜が今でも住むという「竜星王」という惑星でシュマリ王国とルルブ王国の覇権争いに巻き込まれる壮大なSF作品。

ルルブ王国の王女の娘モニークが物語の中心となり、ドラマが展開されていくのだが、この作品はとにかく面白い人間関係が上手く描かれている。
またジャックやエレナがアンドロイドであるという特性、エレナが性別のないタイプのアンドロイドであるという特性などもストーリーに上手く利用されていて、物語のラストも読めない展開になっており、最後まで本作品を楽しめました。
(泣ける度2★★☆☆☆)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-10-03 22:54:43] [修正:2014-10-03 22:54:43] [このレビューのURL]

8点 kuroneko3298さん

高性能ロボットのジャックとエレナのシリーズ最高峰!!
清水作品で私が一番好きな作品です!!

ある依頼のもと、竜王星へ旅立つことになっった2人
でもエレナはなぜか行きたくない--と思う。
実は彼は以前ココにいて当時の主人の命令のもと「ある事件」に関与していたのです。

それはロボットであるエレナが記憶障害を起こすほどの哀しい記憶。
死ぬ事も狂うこともできず永遠を生きる彼らは、
生きるために その「哀しみの記憶」を消し去るのだというのだ。
それが人類の夢の結晶。最高級万能ロボットの真の姿--(涙)

人間の醜い愚かな欲と野心に踊らされ 争いに巻き込まれていくエレナと
罪なき王女モニークの運命が哀しく交錯する全編!
滅びゆく星の運命とともに女王として生きなければならなかった
カテア女王のそして彼女の母としての思いも せつないばかりでした---。

エレナにジャックがいてほんとうによかった・・。理屈なしで泣けます。
永遠を生きる2人の悲しくもやさしい**SFロマン。堪能してください♪

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-24 13:08:34] [修正:2012-10-24 13:16:50] [このレビューのURL]

8点 torinokidさん

ジャックとエレナシリーズの長編もの。骨太な良質SFマンガ。
繊細な心理描写は秀逸。ハッキリ言って泣けます。

清水氏の代表作と言えば本作品を上げたいなあ。
少なくとも個人的には最も気に入っている。
なんたってラストが綺麗だもの。

おススメです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-01-15 00:47:00] [修正:2012-01-15 00:47:00] [このレビューのURL]

6点 こみっくはさん


アンドロイドが生活する未来。

ワガママで純粋な超高性能ロボットエレナ(性別無)と、そこまで性能は良くないが優しく良識のあるジャック。
探偵を営む二人のアンドロイドが依頼を受けて他の惑星へ行き、政争に巻き込まれる物語。

SFの物語だが中世の雰囲気もあり、独特の世界感が描かれる。

訪れた星で出逢った人々に巻き込まれていくストーリー展開も面白く、心理描写では、親子愛やロボットとしての苦悩なども描かれ、読み応えがある。

この作者は、人と人の関係、そこから生まれる感情の機微を描くのがうまい。

書きながら話を作っていったらしく、整合性が取れていない点も若干あるが、個人的には気にならない面白さです。ラストをうまく結んでいる。

うちに来てこれを読んでいた友達が、泣いてました(笑)


『輝夜姫』の中盤以降でがっかりした方は、こちらの作品は作者独特の作風も味わえつつ、うまくまとまっているのでおススメです。(『輝夜姫』の序盤ほどのストーリーテラーさはないかもしれませんが。)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-01-17 22:48:51] [修正:2011-01-17 22:48:51] [このレビューのURL]


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