SARUのレビュー
5点 酢飯さん
中国古典小説「西遊記」のキャラクター孫悟空をノストラダムスの大予言に掛けて、様々な伝承を散りばめながら壮大なストーリーに転がるのはワクワクするし、映画を彷彿させる五十嵐大介の画力構成力は流石だなと思うけど、いかんせん読みにくい。ある程度 古今東西の伝承知識が無ければ理解が追いつかず楽しめない。
逆に言うとそいういのが好きな人は楽しめるんじゃないかと思う。
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[投稿:2017-10-09 12:07:46] [修正:2017-10-09 12:07:46] [このレビューのURL]
8点 デビルチョコさん
小説とのコラボという事もあり、この著者の作品の中では、
分かりやすい内容だった。
相変わらず描写は圧倒される。
しかし全2巻で終わらせているせいか、
後半のストーリー展開が目まぐるしく、無理矢理終わらせた感じがする。
せめてあともう1巻、
後半のストーリーを丁寧に描くシーンが欲しかった。
なんにせよ良作でした。
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[投稿:2015-02-13 08:26:54] [修正:2015-03-15 10:43:43] [このレビューのURL]
6点 とろっちさん
猿です。
それはハルマンタと呼ばれ、トラロックと呼ばれ、トゥニアクルクと呼ばれ、ドゥナエー、内臓を晒す者、
ハヌマーン、トート、ヘルメス、そして斉天大聖孫悟空と呼ばれる存在。
世界のあらゆる秩序を左右するほどの力を持った存在。
世界を滅ぼす力を持った存在。
恐怖の大王。 アンゴルモア。 黒魔術。 コンキスタドール。
形而上的な存在に対するこの作者の考察と描写力は相変わらず図抜けています。
その迫力におののき、その表現力に感服し、その雰囲気に酔いしれる作品。
一方でストーリー的には詰めが甘い印象も受けました。
壮大なスケール感と引き込まれるような序盤の展開は素晴らしかったんですけどね。
何なんだろう、不完全燃焼な感じです。
2巻できれいに終わらせるために無理矢理まとめすぎたのかもしれません。
もっと長く自由に描けていたら大傑作になっていた可能性ありです。
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[投稿:2011-01-21 00:51:19] [修正:2011-01-21 00:51:19] [このレビューのURL]