QUO VADIS -クオ・ヴァディス-のレビュー
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6点 とろっちさん
新たな解釈を交えた吸血鬼伝説。
吸血鬼の考察としては手垢のついたネタの感もありますが、宗教観、考古学、伝承、科学的知識など
様々な要素を綿密に絡めることで飽きの来ない作りに仕上がっています。
Quo Vadisとは「何処へ行くのか?」という意味。
作品全体のスケールがかなり大きい分、話の進みが遅々としているのか、8巻現在で話がどこに
向かっているのかさっぱりわかりません。 皮肉にもタイトルどおりの展開。
ただベテラン作家ならではの安定感を存分に感じますので、先行き不安にならずに安心して読めます。
まあその分、絵柄や会話に古臭さを感じるのはやむを得ないか。
新谷氏の絵で読んでみたかった気もしますが、このご夫妻は本当に絵柄が似てますね。
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[投稿:2011-04-23 13:37:53] [修正:2011-04-23 13:38:25] [このレビューのURL]