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5点(レビュー数:1人)

作者オリビア・コワベル

原作ブライアン・マイケル・ベンディス

巻数1巻 (完結)

連載誌Marvel Comics:2005年~ / ヴィレッジ・ブックス

更新時刻 2011-09-21 18:47:17

あらすじ 世界を思いのままに組み替える現実歪曲能力…このあまりに強大な力に押し潰されたスカーレット・ウィッチは、ついに精神に破綻を来たすに至った。全人類の脅威となり得るスカーレット・ウィッチをどう処すべきか対立するX‐MENとアベンジャーズ。だが、二つのチームが下した苦渋の決断は、世界に思わぬ激震をもたらす事になる。新たに生まれし磁界王マグナスの理想郷。偽りの平和に身を委ねるのか、敢えて過酷な現実を取り戻すのか、ヒーロー達は全人生を懸けた決断を迫られる…。X‐MENとアベンジャーズ共演のクロスオーバー大作。

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X-MEN /アベンジャーズ ハウス・オブ・Mのレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

5点 columbo87さん

ハウスオブエムはあまりお勧めしない。
まず、僕ぐらい初心者だと一体この話は何がしたいのかがわからない。多分前後の展開を体系的に理解して初めてこの作品の価値がわかるので、単体で読んでもピンとこないというのが実際のところでしょう。
それと、要求される知識だけが問題ではないです。作品としても「どうなの?」という感じ。


簡単にネタバレすると、スカーレットウィッチつうおなごの持つ現実改変能力が暴走してアベンジャーズのメンバーが死んじゃったり、その後のストレスで世界全体が改変されちゃったりします(迷惑すぎ!)。
彼女いわく改変後の世界はみんなの理想の世界ということで、まぁこのあたりはキャラクターを知ってるとおもしろい。ピーターがMJと結婚してなかったり。

ポイントとしては、ウルヴァリンの記憶が戻ることです。理想の世界において長年の記憶喪失が解消されるんですね。
以前の世界の記憶を一人だけ持っている、なんていうとウルヴィーが頑張って、気狂いだと思われながら元の世界を取り戻すために孤軍奮闘するのかな、なんて思うわけですが、そうではない。

なんと、改変前の記憶を復活させる能力をもった子がでてくるんですね(えー
まぁそれもスカーレットウィッチの意思・・・らしいのですがそのへんの説明も特に無く。その説明でみんなすんなり受け入れる。うーんなんだか悪い意味でご都合主義。


とは言えいいところもあります。記憶の戻ってないみんなと入り乱れての戦いは純粋に見てて楽しい。what ifな展開の面白さ(このへんは使い方としてはどうなんだろうかと疑問にも思うが)も随所に見えたり、意外な黒幕(笑)がいたり。


でもこれで完結と言われると、モヤモヤしたものが残る。やりたいことと設定が先行しすぎている感は否めない。ちゃんと提起した問題を解決してオチをつけるか、過程を掘り下げるかしてほしいと思う。
会社的にクロスオーバーは慣れっこのはずなのに、キャラクターの動かし方がいまいち、という感想。
その後、の話にはコレクティブがありますが、こちらは未読。HOM単体での評価は5といったところか。

今クロスオーバー系で手をだすならcivil warでしょうか?こちらも賛否両論ですが、単体でも一応ちゃんとテーマがあって完結しています。
派生、補完するエピソード分も翻訳する(かもしれない)そうです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-10-01 23:23:35] [修正:2011-10-02 17:53:03] [このレビューのURL]


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