7点(レビュー数:1人)
作者ジョン・カサディ
原作ジョス・ウェドン
巻数1巻 (完結)
連載誌Marvel Comics:2004年~ / ヴィレッジブックス
更新時刻 2012-01-04 18:25:22
あらすじ チーム本来の創設目標を達成し、世間の人々の目を開かせるべく、サイクロップスとエマ・フロストはX?MENの再編を試みる。しかし、時を同じくして、ミュータント遺伝子を“治療”するという驚異的新薬「キュア」完成の報が世界を駆け巡り、新生チームは活動開始早々にして、軌道修正を余儀なくされてしまう。キュアを巡る騒動が暴動へと発展する中、X?MENは、新たな敵オルドと対峙、事態はさらに混迷の度を増してゆく。オルドの策略に翻弄されるX‐MEN。その時、別れを告げたはずの旧友が、チームの危機に立ち上がった。人気ドラマ『バフィー~恋する十字架~』の制作・監督・脚本を手がけるジョス・ウェドンをライターに迎え、アーティストには『プラネタリー』『キャプテン・アメリカ』で一躍注目を浴びたジョン・キャサディを抜擢。気鋭のクリエイティブチームを迎えてスタートした新シリーズ。
アストニッシングX-MEN:ギフテッドのレビュー
7点 columbo87さん
最近の邦訳X-MENならこれが一押し。過去の小学館X-MENもいいけど入手しやすさならこっちかしら。アートもステキ。
ヴィレッジ価格なので薄くてめちゃくちゃ高いが、印刷はその分とても綺麗。まぁ正直そこのコストは控えていいんだろとか思うが。
サイクロプスとエマ・フロスト、コロッサスとキティグレイド。このカップルの来歴を調べておけば、あとは映画とかみてればいい程度のわかりやすさ。
なにが良いってストーリー構成がしっかりしていて良い。ミュータント遺伝子を取り除く「キュア」に纏わる話と、謎の異世界人テロリスト「オルド」の存在がいい具合に映画チックに絡まって進行して行く。
学園を復興すべく集まったX?MENチームの面々の関係性も丁寧に描いてくれているのも良い。
他の邦訳マーベル系は始まりと終わりがよーわからん感じだし、キャラも何を考えて動いているのかよーわからんから、こういうのは新鮮に感じるところ。
全体的に暗い展開ではあるのだが、面白いのはヴィラン「オルド」が、すごい極悪なことをやってるんだけど、どこかマヌケで可愛いところ。
学園の生活やキュアを巡るそれぞれの立ち居地、オルドとのバトルとか色々やっているんだけど、ゴチャゴチャせずにキチンと纏まっている。笑えるところから、クライマックスのド派手なアクションまで、なんつーか数話完結のドラマ脚本、って感じで楽しめる良作。
実際脚本はその畑の人らしい。恋する吸血鬼バフィー、ってやつ。見たこと無いけど。
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[投稿:2012-02-14 14:36:06] [修正:2012-02-14 14:43:42] [このレビューのURL]