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6.8点(レビュー数:5人)

作者東村アキコ

巻数5巻 (完結)

連載誌Cocohana:2012年~ / 集英社

更新時刻 2012-09-27 15:21:44

あらすじ 宮崎に住む高校三年生の明子は美大を卒業して少女漫画家になるのを夢見ている。受験のため紹介された絵画教室では竹刀をふりまわす横暴な先生がいた。反発しつつも毎日のように通うようになり・・・ 東村アキコの自伝的物語。

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かくかくしかじかのレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全5 件

7点 クランベリーさん

東村アキコ版「まんが道」。のはずだけど全然違う。
先生、先生、とにかく先生。
作者の半生を描いたというよりは、「先生と私」をこれでもかっていうくらい濃密に描いた作品。

先生の猛烈に破天荒な人柄と、作者の「当時のバカな私」っぷりがとっても楽しく、一方で、ところどころで出てくる「現在の私」から先生へのメッセージが後悔や自責の念に溢れたほろ苦い味わいがあって、途中までは本当に面白かった。

ただ世間での評価は割と賛否両論で、手放しで絶賛する人が多数を占める中、「あんなにお世話になった先生をあっさり見捨てるなんてクズすぎる」みたいな意見も一定数あるようで。
確かに最終巻を読んでいてちょっと醒めた部分はありました。
だって先生に対する懺悔や後悔というよりは、自分自身への言い訳にしか感じられなかったから。
「なんであの時○○しなかったんだろう…」ではなく、「あの時○○しなかったのは××だったからしょうがない」っていう。全編そんな感じ。

でも冷静になって考えてみると、「あんなにお世話になった先生」も、「それをあっさり見捨てるクズな私」も、作者の目を通して描かれた世界観の中の登場人物なんですよね。
細かいところをいろいろとぼやかして、作者自身の好感度を上げつつお話を終わらせることも十分可能だっただろうに、敢えてそれをしないで作者のありのままを先生にぶつけたお話。
美談にはせず、尊敬とか悔恨とか思慕とか葛藤とか郷愁とか慙愧とか、作者のいろいろな気持ちをごちゃ混ぜにして出来上がった文字どおり作者の自伝的なお話。
これを読んで作者のことを悪く思う人はいても、先生のことを悪く思う人はいない。
そう考えたら、私はこのお話がとても好きになりました。

「先生と私」を読者に向けて面白おかしく描いた1巻から4巻。
「私の気持ち」を先生に向けて誠実に描いた最終巻。
思えば最終巻が読みづらかったのも当然なのかもしれないですね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-05-14 22:50:22] [修正:2016-05-14 22:50:22] [このレビューのURL]

8点 ネズラくんさん

[ネタバレあり]

この作品を紹介する際、必ず使われるであろうカット
日高先生が「ハイ全然ヘタクソでーす!」と明子のデッサン画を
竹刀でめった打ちする一コマ。
自分もその一コマに惹かれてこの作品を読み始めました。
モーニングは毎週買っているのでいくつかの東村作品は読んだ
ことがありましたが、キャラが暴走し、最後わやくちゃになって
しまうパターンも多く、正直あまり合わないと思ってました。
ただこの作品はノンフィクションということもあって、暴走もなく
自分にとってはちょうどいい感じのコミカルさがよかったのかと
感じています。
日高先生は、女子高生だろうが竹刀でぶったたくわアイアンクロー
をかけるわスパルタというかムチャクチャな先生ですが、
生徒たちのことを大事に思う気持ちを変わった形でしか表現できない
不器用さに暖かみを感じました。
読み始めてからしばらくで、最後の別れが読めてきて、ちょっと
切ない気持ちになりますが、先生が死をを淡々と受け入れ、
最後「描け」と生徒たちに何回となく言ってきた言葉を残した
話は泣けました。
名作だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-05-07 21:17:40] [修正:2016-05-07 21:17:40] [このレビューのURL]

6点 そうすけさん

正直食わず嫌いしてた漫画家さん。同郷なのに。
読んでみたらなかなか面白いもんでしたが、なんとなくくどさを感じたかなと。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-08-20 16:49:14] [修正:2015-08-20 16:49:14] [このレビューのURL]

6点 森エンテスさん

書店員の選ぶ漫画大賞で2015年度に1位に輝いた作品です。

内容は作者の高校時代から漫画家になって成功するまでの軌跡と、彼女の人生に多大な影響を与えた絵の先生を中心としたノンフィクションの物語です。

正直、面白かったです。
ローンナイト/EAT-MANの吉富昭仁が同じ宮崎の個人の美術予備校?で同じ先生に師事というのも驚きでしたし。

ただ起こった事象をなぞっている物語なので、この作者の他作品にある想像力/創造力の発露が無いということで6点かなと。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-06-09 20:04:59] [修正:2015-06-09 20:04:59] [このレビューのURL]

7点 kikiさん

東村アキコさんはフィクション作品よりも彼女の自分語りの方が
面白いなと思ってたのですが、その彼女の自伝的物語、やはり面白いです。

1巻のメインは主人公の明子と絵画が教室の先生なのですが、
先生も破天荒なんだけれども、明子の考え方や実行力も
突拍子でバカバカしい物が多くて笑わせてもらいました。
いいなぁこんな青春。

この話ってどこまで描くんでしょうか?
今のところ美大受験記でしたが、それは一巻で終わったし
漫画家になるまでかな?
続きを楽しみにしています。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-09-29 11:20:54] [修正:2014-10-28 14:17:16] [このレビューのURL]

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