「touhennboku」さんのページ

総レビュー数: 12レビュー(全て表示) 最終投稿: 2008年11月26日

この作者は、「なるたる」の頃から注目していましたが、なるたるのラスト近く、これでもかと残酷な描写があって、最後の最後でがっくりきたので、この「ぼくらの」も闇雲に残酷なだけかなぁ、と思っていましたが・・・・

ロボットもので操縦者が子ども・・・なのに、ミステリー要素ありのすこぶるお気に入りの作品です。

一人一人の操縦者の設定が細かく、説得力があるので、どの人物にも、自分(読み手)と共感する箇所があります。

タイトルがそのまま「操縦者の氏名?(?、?、と続く)」とシンプルなところからも、作者が「人」そのものに着目したんだなぁ、と器の広さを感じてしまいます。

それぞれの操縦者の散り様は、胸を打ち、色々な感情がこみ上げてくる事は必至です。

ただ、やはり目を背けたくなる残酷な展開もありますので、その点にはご注意を。

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[投稿:2008-11-26 23:47:14] [修正:2008-11-26 23:47:14] [このレビューのURL]

今、続きを一番楽しみにしている漫画です。

同じ作者が連載している「柳沢教授の〜」が好きだったので、それをきっかけに読み始めましたが、濃厚で深い人物造形と、心揺り動かす展開に、胸奥がじんじんしてくる作品です。

個人的に一番好きなのは、放浪する「猿」と自称する男の話と、世界で初めて殺人のない日の話です。

特に前者は、「少年」が必ずしも万能ではない、むしろ答えを求め足掻く哲学者というか、求道者のように見えたところが心に残り、後者はこの漫画でもっとも優しさがあふれているように感じられましたね。

何巻から読み始めてもいいので、是非見てください。

本当に素晴らしいです。

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[投稿:2008-11-26 23:38:16] [修正:2008-11-26 23:38:16] [このレビューのURL]

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