「znooqy」さんのページ
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- 自己紹介
- 小学校4年生までドラえもん好きのコロコロ派だったが、5年生のとき友達の兄の部屋で見つけた寄生獣でカルチャーショック。そこからはドラゴンボール、ダイの大冒険と年相応なものから、両親の部屋からこっそりゴルゴ13やMONSTER、鎌倉物語、浮浪雲、カムイ外伝と年不相応なものまで幅広く愛読。漫画大好き。日本に生まれてきて本当に良かった。

7点 銀魂
この作品は内容もさることながら感想の賛否両論までもが見ていて面白い。
まず下ネタが頻出するため、それが駄目な人にはつらいだろう。少年誌とは思えないえげつないネタも多い。運がよいことに私はそれがツボだったためにより楽しめている。
この漫画の良い所はストーリーの丁寧さだ。
設定は突飛、最近ではイボ型宇宙人が向上心ある者に取り付いて本体を乗っ取る話とか、ジャンプの人気投票の順位を争奪しあう(しかも1月ぐらい連載で)話とか今まで見たこと無いような展開になる。それはもう、作者はクスリをキめているのでないかと疑ってしまうほどに(賞賛)。
しかし、どれだけ突き抜けたストーリーでも多くの場合オチをつけてくる。話が締まって終わるのだ。これは簡単なようでとても難しい。その反動でコマ割りが細かくなり、台詞も多くなっている。
そしてなにより話の多彩さが素晴らしい。シリアスとギャグの配分もそうだが、登場人物がいきなり現代の学校を舞台に話を進める世界観を超越した作中劇や、脇役に焦点を当てたサイドストーリー、GTOでも見られた一人称展開など、話の彩りが多いのだ。間違いなく作者は現代の第一線を走るストーリーテラーだ。
そのストーリーを支えているのが個性の強いキャラクター達だ。キャラクターの作り方に特筆するものは無いが、その数の多さと見せ場の上手さは流石というしかない。どのキャラクターにもお涙ちょうだいなシリアスな話があり、自然と愛着が沸いてしまう。
7年連載と巻数が伸びてきているが、話の勢いは相変わらず落ちていない。しかし、読む側の目がその勢いに慣れてしまっていることもまた事実だ。あとは、銀魂という大きな世界をどう綺麗に締めていくのか、そこにこの作者の手腕を疑うことはない。ただただ楽しみに待つだけだ。
しかしそうなると、ここまでの大作を締めてしまうと次作は大丈夫かな、などと余計な心配をしてしまう。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2011-04-24 02:28:11] [修正:2011-04-24 13:23:34] [このレビューのURL]
7点 鉄風
連載中の作品なので7点を最高点とします。
久々に夢中になって読み返す作品に出会えた。
何がそこまで自分の琴線に触れるのかと考えてみたら、答えは明確だった。
とてつもなく主人公が好きなのだ。
この主人公は陰と陽が交じり合う対極図のような性格をしている。
人に認められながら不幸せ。
傲岸で寂しがり屋。
才能溢れた努力好き。
サドでマゾ。
とある登場人物が主人公を表現した「性格が歪んでいるけど、根がお嬢様」が正に言いえて妙だ。
女子格闘技という世界で主人公がどこに着地するのか、続きが楽しみで仕方がない。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-03-24 23:55:44] [修正:2011-03-24 23:55:44] [このレビューのURL]