「タコのすけ」さんのページ

総レビュー数: 15レビュー(全て表示) 最終投稿: 2006年04月16日

10点 HELLSING

全てが狂ってます。
名のある登場キャラクターで狂っていないキャラを探すほうが大変ではないでしょうか。
正義なんてありません、全て悪です。
主人公側も敵側も第三勢力も全て悪人の塊です。

絵についてはマンガという黒と白だけの世界でよくもまぁ、これだけのことを表現できるなぁ・・と感心せざるをえません。
黒と白の使い方が非常に巧く、とてつもなく格好よく見えます。

キャラクターですが、敵味方問わず個性的なキャラぞろいで濃すぎる印象すらありますね。一癖も二癖もあるキャラがさらに狂っているのですから始末に終えない。

ただ内容が内容だけに万人受けはしないだろうなぁ・・。
とりあえず4巻です。
ここがターニングポイントですね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-04-17 16:59:33] [修正:2006-04-17 16:59:33] [このレビューのURL]

これぞ少年マンガ!というお手本のような漫画ではないでしょうか。
一話から最終決戦まで無駄な話がありません。
全ての話が最終決戦の伏線になっています。もちろん、後付けもありますが無駄なく綺麗につなげているので違和感は0です。

この作者さんは悲劇的な終わり方をする童話等が嫌いらしく、それはこの作品自体にも出ています。
無駄な死というものがないのです。
「死」というものは悲しいものですが、藤田先生は「救い」を作っているのです。
そのことで、ただ悲しいだけの死のシーンが少なくともそのキャラクターにとってはまた違うものになっています。

命というものを決して軽く扱っているマンガではありません。
子供が大人になる前に是非とも読ませたいマンガですね。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-04-16 23:22:46] [修正:2006-04-16 23:22:46] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

まず初めに。
Jリーグ発足前後が時代背景のマンガですので、現在と少しサッカーというスポーツの位置づけが違います。
これはこのマンガを読む点で、結構重要なポイントだと思います。
まだサッカーがマイナーだったころから、Jリーグ発足、そしてワールドカップという日本で一番サッカーが盛り上がっていた頃が舞台となるマンガです。主人公目線で日本サッカーの流れを追っていくわけです。。


さて肝心の内容ですが、一言で言えば「熱い」です。
登場キャラ全てが本気でサッカーをしている・楽しんでいるというのが伝わってきます。
絵の構図なども非常に巧く、シュートシーンはかっこいいの一言です。また、ストーリー上の重要な試合でも最後まで結果が分からず、読み進めながらハラハラしてしまう等、物語の作り方も非常に巧いと思います。

昔、日本がワールドカップに行くことを夢に見ていた時代。
選手とサポーターが一緒に本気で一つの夢を目指していた時代のマンガです。
懐かしいと感じる私のような方、逆に当時を知らない人では楽しみ方が違うかもしれませんね。
ただ、一つだけいえることはどちらのパターンでも楽しめます。ということですね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-04-16 23:11:46] [修正:2006-04-16 23:11:46] [このレビューのURL]