「tamajiro」さんのページ

総レビュー数: 18レビュー(全て表示) 最終投稿: 2011年11月17日

他のレビューの方々も仰る通り伏線に次ぐ伏線のいわゆる「伏線漫画」となっています。
伏線マニアにはたまらんですなw

まあ、こういった伏線漫画というのは二度三度読み込むとまた違った味が出て一度目とは違った楽しみ方ができると思うんですけど、
今回に関しては僕は「もういいやw」ってなっちゃいましたw

その大きな理由としては
「ギャグが弱い」のと「キャラが弱い」ことですかね。
ギャグが弱いから作品自体が重くどんよりしている
キャラが弱いからこの作品を全部読んでも特に「好きなキャラ」とかいないんですよね・・・。まあ主人公は最後の方とかはカッコいいんですけど・・やっぱりいないですね。それが痛恨です。
しかもそんな影の薄いキャラ達が伏線要因でポンポコポンポコ出てくるんで、一回読んでも全然名前を覚えられないというorz
読んでる途中で「こいつは誰だっけ」って前の巻を引っ張り出して読む。
この行為自体は漫画を読むうえでは良くあることなんですが
この漫画は少しそういった機会が他の漫画より多くなると思います。
相当多くのキャラがこの作品に登場するのですが、この漫画が映画化されたときに僕が覚えてたのは「ケンヂ」と「カンナ」と「トモダチ」だけでした。(あれ?黒幕は?ww)

「伏線マニア」にはハマるだろうけれど「キャラの魅力」を大事にしている人にはイマイチだろうなぁ。
という感じで点数も辛目につけさせて頂きました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-08-09 15:24:30] [修正:2012-08-09 15:27:12] [このレビューのURL]

5点 GO-ON!

僕が以前「何かイイ感じの青春ストーリーないかな?」と探していた際に見つかった作品です。表紙がなかなかオシャレで手に取ってみた作品でしたが、期待通りの活躍だったのではないかと思います。

物語の設定も良いですし、話の筋もきちっとしていてわかりやすかったです。作風も全体的にさわやかにまとめられていて、ヒロインの可愛さというのも伝わってくる。

では批判について述べますと、
作中にその主人公たちが作った校歌を何度か歌う場面があるのですが「これ、本当に良い曲なんですかね?」というところで、僕としては少し違和感があったところですかね。
この「校歌」はこの物語の一つのポイントでもあったと思うので、「?cm」とかを上手く使うのは個人的には好きですけど、所々で「いや、これは校歌にはならないだろ」とか「なんでこの歌詞で泣けるんだろ?」とか引っかかってしまうと、少し取り残された感が出てしまいます(汗)
例えば「けいおん!」という作品が現代で結構話題になったりしましたが、あれの「ふわふわ時間」という曲がありますよね。あれの最後に「嗚呼○○高校」とかつけても、それがいい感じの曲だったところで校歌には採用はされないじゃないですか。
そんな感じですw
まあ、曲に乗せるとまた違った感じになるということも考えられますが
あとは、作品を読んだだけなので作者の事情とかはよく分かりませんが、「打ち切り感」があるんですよね。途中感動できるシーンもあり、ラストに期待がかかったんですが・・・
アレとアレとアレを最終回の一回に詰め込んでしまうと・・・
残念でした。もう少し時間を使って一回ずつ描けていれば点数ももう少し伸びたのかなと思います。

ストーリー自体はとても面白かったと思います。まあ、色々な面で惜しい作品だったなという感がありますが・・・


ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-03-29 17:25:04] [修正:2012-04-23 22:33:29] [このレビューのURL]

この作品を一言で表すと「暇を持て余した神々の遊び系漫画」といったところでしょうか。
天界(?)らしき場所にある「箱庭」にて太陽の神様である「アポロン」が人間界から人間を連れて(生贄として送られてくる、もある)きて、その人間たちを「からかったり」「観察したり」しながら、新しい何かに気付かされたり、人間の愚かしさを示してきたりする。そんな作品です。

僕は聖書とか、ギリシャ神話とか、そういった教養には疎いので、キャラ設定とか登場する神々の地位とかはどこまでオリジナルなのかはわかりかねますが、割と楽しめたと思います。

主人公の視点がころころ変わるのが最初少し気になりましたが、概ね上手く描けているなと、
この物語で特に目を引くのは「神々のキャラ設定」にあり
「実際神様なんていたら、こんな奴らなんじゃないの?」
と割とその気にさせる描き方をしています。
うん、この漫画の作者はかなり頭が良いぞw
作者の教養の深さがひしひしと伝わってくる作品なので読み応えもなかなかのものでした。

全体的に「優等生」な雰囲気の作品ですが、所々で入れてくる笑い要素も、微笑ましい程度ではありますが作品に柔らかさを生み出せていたのではないでしょうか。

批判的な考察としましては、まあ特に何か事件が発生するわけではないので、刺激を求めて読む作品ではないと思います。
読み手はもちろん神様ではないのでw非日常的ではありますが…それでもカテゴリーとしては一応日常漫画なんですよね。
その「一応日常漫画」ゆえに物語にゴールが存在しないため、この作品を通して作者が我々に何を伝えたかったのかは、イマイチ分かり辛いです。

ただまあ、概ねの話は興味深いものがありますし、絵も綺麗、全二巻ですので途中で飽きるようなことはないと思います。
点数も「なかなか良い作品が発掘できたぜ」ぐらいの気持ちでつけさせて頂きました。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-03-28 23:14:02] [修正:2012-04-20 00:01:06] [このレビューのURL]