「kuroneko3298」さんのページ

総レビュー数: 61レビュー(全て表示) 最終投稿: 2012年08月30日

恋する二太郎にはきらめいて見えるマリコさんが、親友たちにはそうはみえない。何ともクスクスです。そんなささいな日常のクスクスしちゃう出来事やチクっとささる悲しみがちりばめられてる作品です。
二太郎をめぐるたくさんの人たちの短編作品にもなっているので、きっと誰かに共感できると思います。
どんな時も愛犬みかんはそばにいて。時々二太郎を振り返りながら嬉しそうに走る。「ずっといっしょにいような」そうつぶやくこの幸せな今もこのときも・・
いつか彼の中で永遠の野原になるのだろう。
時には誰かを傷つけ、自分も傷つく。けれどきっとそれは少しの痛みとともに
いつかいい思い出となって自分の宝物になる。
最後まで明るくガッツな野沢ひとみの姿に
一生懸命生ききればきっといいことある!!てぜったい確信できますよ!!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-09-21 13:30:35] [修正:2012-09-21 13:30:35] [このレビューのURL]

彼らはみな親の「愛」を知らないこども。
どこかにいる愛してくれる人「恋人」を探して彷徨う彼らの姿が楽しく切なく、衝撃的に---描かれています。そんな4人を襲うある「事件---」
それはようやく見つけた「恋人」との幸せをも奪うことになるのです。
クライマックス10巻?「つれて行って」では
人は人を裁けるのか? 贖罪とは--?何のために生きるのか?
という難問を私たちに突き付けることに。
親になること 家族になること・・・。当たり前だと思っていることの難しさにも気づかせてくれるに違いありません。
テーマは重いながらも魅力的な4人の子供たちがとってもかわいい作品です。
理論的で、哲学的でも--楽しくって、せつなくて---
どの世代が読んでも胸にクる何かがある作品だと思います。
よかったらこちらへ♪
http://edoga.blog22.fc2.com/blog-entry-1121.html

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-09-03 12:47:46] [修正:2012-09-03 13:07:21] [このレビューのURL]

12
次の10件>>