「トニーモンタナ」さんのページ

総レビュー数: 471レビュー(全て表示) 最終投稿: 2014年10月28日

内容が充実した短編集です。

荒木節が炸裂です。表現力の底知れなさは感嘆します。

表題が一番好きでした。内容はまんまですが。
「吉良吉影」が主人公として登場していたりもして、ファンにはたまらないと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-02-15 14:09:18] [修正:2020-04-04 15:36:06] [このレビューのURL]

朗読とマイナーな題材ですが、読ませる力があります。瞬発性が高いです。

作中の朗読する作品の解釈や人物たちの人生観と重ね合わせたりするのが面白いです。
虚実皮膜というか虚構と現実がオーバーラップする手法、人物の自己実現と密接してるところに胸を打ちます。漫画とか物語に救われたことがある人には投影するところもあると思います。

藤田先生の元アシスタントなので、過度というか外連味たっぷりの演出で魅せてくれます。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2014-10-30 00:41:13] [修正:2020-04-04 15:06:16] [このレビューのURL]

グルメ漫画は色々ありますが、少し切り口が違います。

食い意地が張っているヒロインのステルス食いを主人公が観察するという話で、
「となりの関くん」に似ています。

毎回ヒロインのステルス食いもネタが在庫切れせずに、安定して笑えます。

コメディ調ですが、2人の関係性も気になるところです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-07-18 15:46:45] [修正:2020-04-04 14:45:00] [このレビューのURL]

モノローグのときの黒やベタの使い方が抜群に巧いです。黒で覆われてます。
描線が太く、陰影をほとんどつけないので人物への距離感はクールな感じがします。

溢れる自己憐憫や自責感は共感性羞恥になるくらい如実に描いてます。それを荒々しい恋愛でショック療法的に治癒していきます。

タバコの心象風景としての活かし方が官能的で惚れ惚れします。心情の改行のような表情の変化、コマ割りが律儀です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2020-04-04 14:41:52] [修正:2020-04-04 14:41:52] [このレビューのURL]

「チョコレートマーブルちゃん」、映画化もされた「チワワちゃん」は至極の出来です。青春は終わったものを振り返る、回顧するものだと思うんですが、それがよく出てます。

「チョコレートマーブルちゃん」の屋上の咆哮シーンとか幻想的な見開きとかたまらないです。青春の残像が焼き付きます。
「チワワちゃん」の思春期の無軌道さ、社会や大人への忌避、振り返る形式で時間軸をいじった構成でリリカルに描いてます。

トーンを人物や物とかに正確には貼らずに少し粗っぽく貼っている。若者と世界の乖離や断絶、不明瞭さを表している気がなんとなくします。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2020-04-04 13:57:52] [修正:2020-04-04 13:57:52] [このレビューのURL]

「思春期は近眼」、「近眼の人は世界が印象派に見える」とか思春期の世界の視野の狭さや未成熟さを的確に言い表しています。「根拠のないリリカルなロマンシズム」

大人になることへの抵抗と受け入れ。モラトリアムをこじらた女性たちがただただ不毛なことを会話しているだけの漫画です。惰性に生き続けけていることや未来への漠然とした不安をコミカルに描いてます。

劇的な転換は結末とかはなく、終わらない日常の崇高さみたいのも見えます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2020-04-04 13:44:10] [修正:2020-04-04 13:44:10] [このレビューのURL]

サスペンスとして骨格がよく出来ていて引き込まれます。読者に与える情報の取捨選択が良いです。
家族漫画としての側面もあり、父親としての矜持が主題として強く出てます。

主人公がミステリーオタクなのもあり、警察や半グレからバレない様に隠蔽工作をしたり、人殺しや死体の処理などの手順が非常に手際がいいです。お母さんも肝が据わってます。

対立構図を漫画的、視覚的に見せるのも気が利いた演出だし、敵組織との共同戦線も熱くなります。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2020-04-04 13:14:23] [修正:2020-04-04 13:14:23] [このレビューのURL]

革新的でアナーキーな表現をこれでもかとやってます。
コマの中にまたコマがあったり、人物のシルエットが剥がれたり、無重力なカメラアングルとか平伏します。漫画のエネルギッシュさ脈動が凄いです。

時間文節とかめちゃくちゃなのに何故か読めてしまう。トリップした感覚になりますよ。

「想像力も創造力も無く妄想の押し売り」ってあとがきで言ってたけど、とんでもない妄想です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2020-04-04 13:01:26] [修正:2020-04-04 13:01:26] [このレビューのURL]

単巻完結でおすすめを挙げるとしたらこれを挙げます。

独特の柔和な描線が動きやアクションに大きく寄与してます。デフォルメが丁度いい塩梅です。アングルも結構凝ってます。

拝金的だったり、反発を抱いてた人物たちが一気呵成していったり、人物の想いとロケットの推進が比例していく様は熱くなります。「好き」が伝播していくっていうのはとても尊いですね。
リフトオフシーンは「王立宇宙軍」思い出しました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2020-04-04 12:49:16] [修正:2020-04-04 12:49:16] [このレビューのURL]

均整の取れたシンメトリーの構図が続くんですが、たまにパースを歪ませたりしてリズムを崩す。

人物の狂気や情念を描く時の見栄の切り方や大ゴマの挿入が見事です。ベタの挟み方、不穏を想起するときの黒がページに入ってくるのも卓越してます。
ヤクザの抗争シーンも即発しそうな緊張感や会話やアクションのルックが映画のように人物ごとにカットを割っているのが的確でカッコイイです。

男の支配や抑圧を描くのかと思ったらヒロインも狂っていることが分かるのが痛快で、復讐劇や対立シーンが痺れます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2020-04-04 12:39:26] [修正:2020-04-04 12:39:26] [このレビューのURL]