「レオ」さんのページ

総レビュー数: 7レビュー(全て表示) 最終投稿: 2016年03月09日

明るく笑える古き良き格闘ラブコメディ。
魅力的な男性キャラも女性キャラも多数登場するのだが
たった一つ残念なのがメインヒロインの「天道あかね」が、
他の女性キャラに比べて見劣りするところ。

女性の顔の描き方は共通しているパーツも多いが
「あかね」は男子小学生のようなショートヘアで地味に見え、
格闘能力も他の女性に比べて劣り、家事も下手、
態度や口調は高圧的で、
不思議な服の魔力を借りて反則で乱馬に勝って調子に乗るなど
人間的にも問題ありという描写で
なぜこのキャラクターをメインヒロインにしているのか
全く理解出来ず
乱馬は他の才色兼備の女性達に比べて「あかね」のどこがいいのか
全く理解出来ないのである。
何もかもダメでも心だけは優しいならわかるが、
「あかね」の場合それすら無い、
悪い意味で極めて斬新なキャラクター。

「あかね」中心ではない話は面白いのだが、
メインヒロインに魅力が欠けると全体的な印象が悪くなる。
現在も新発売されるグッズですら女らんまやシャンプーが多く、
メインヒロインなのにハブにされる「あかね」パターンがよくある。

許嫁が別の女性だったら
もっと面白かったのに…と思わせられてしまう作品。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2016-03-29 02:32:42] [修正:2016-03-29 02:32:42] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

美少年なのに恋愛が上手くいかない、寅さん美少年バージョン。
パタリロと同じようなギャグとして楽しめる。
ラシャーヌといい雰囲気になるケーナやおじ様などの
キャラが登場するが、
最終的に結ばれるのはケーナでも、おじ様でもなく
モブ女性に無理やり子供を産ませ、
ラシャーヌ本人は少年時代よりもダメな大人になっているという
酷すぎるオチ。
恋愛が上手くいかない設定を貫いたと言えるかもしれない。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-04-07 11:23:14] [修正:2016-04-07 11:23:14] [このレビューのURL]

1つの漫画の中に、ギャグ・少年愛・推理・時代劇・ホラーなど
色んなジャンルが入っている。
途中までは、どの話も面白く出来ていて
個性的でありながら繊細で美しい絵柄も良い。
美形キャラとギャグキャラのギャップを上手く使って笑わせている。
しかし、
男性のマライヒで妊娠出産ネタをやる必要があったのか疑問。
バンコランとマライヒがよくある浮気夫とヒステリー妻のような
陳腐な描写になってしまい、
男同士で男女みたいなやり取りをするギャグなのかもしれないが
全く笑えない上、少年愛の美しさが損なわれたように思えた。

作者高齢のせいか、最近の作画の劣化が酷く
途中までの売りだった美形キャラが描けなくなっているのが
非常に残念。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-04-07 11:08:44] [修正:2016-04-07 11:08:44] [このレビューのURL]

「漫画でバトル」という題材そのものに違和感を感じる。
何故なら、作風の違う漫画同士で優劣を競うのは無理があるからだ。
(皆で同じジャンルを描くラブフェスタもあったが
大体は作風の違う漫画同士で競っている)
アンケートで上位の作品は下位の作品よりも絶対的に完成度が優れる
という設定を用いて勝負しているようだが、あまりにも非現実的で
ジャンプのアンケート主義の愚かしさばかりが伝わってくる。

漫画は個人的な表現だから勝負にならないのでは…?と、
根本的な疑問を抱いてしまうのだ。
亜城木と新妻、どちらが優れているわけでもなく
作風の違いがあるだけだと思われるのに、
キャラは泡沫のアンケートに熱くなっている。
アンケート順位が読者に対して公表されるわけではないから
1位を取ったところで大して名誉ではないし、
10年後に誰が当時のアンケートの順位など気にするというのか。
ただの内輪の盛り上がりや見栄の張り合いに見える。

登場人物のほとんどが、外見性格共に初登場の時が最も魅力的で
その後は劣化していくのも残念。

そして、デジタル作画について触れられないことも
漫画家漫画としてのリアリティーを欠いている。
原作者がデジタル世代ではないせいかもしれないが、
舞台となっている年代や若者キャラの多さを考えると
取材してデジタル作画について描写するべきだったのではないか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-03-29 02:01:55] [修正:2016-03-29 02:01:55] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

姉と弟の禁断の恋のドキドキ感、
クールビューティーな姉のキャラ良い。
姉弟だけではなく父と姉も男と女の関係だったと思われるので
近親ものが駄目な人にはおすすめ出来ない。
日常から離れていって
閉じこもるようになっていく過程がよく描かれている。

しかし最後はダメだった。最終回がいらない。
最終回の一話前で終わっておけば良かった。
一砂の病気が治っていないし
ハッピーエンドっぽくしておいて何の解決にもなってない。
八重樫や水無瀬は
姉弟の間に割り込んでくるお邪魔虫のように思えた。

絵は線がガサガサで男の手が女みたい。
暗い雰囲気なのに顔だけアニメ風。
個性はあるが上手くはない。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-03-10 00:11:09] [修正:2016-03-10 00:11:48] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

好き嫌いの分かれる絵柄だが、
この絵はこの漫画の一番の売りだと思う。
最初は北斗の拳の真似のようだが4部の後半くらいから
アーティスティックな絵柄になってきてキャラの容姿もよく見ると
海外モデルのような美形が多い。スタンド能力という設定も良い。

なぜ低評価なのかというと、
ストーリーとキャラクターにイライラ、ムカムカしたのと
盗作が理由だ。

ストーリーは、仲間の死によるお涙頂戴を乱用している。
故人の意志を受け継ぐ描写がしたいのか、死なせるのが楽しいのかはわからないが、同じ部内でもばたばた死ぬ。
こういうのは一回、多くても二回までなら心に残るが、
何人もばたばた死ぬのは下手糞な話作りである。

最初は吸血鬼物として始まったのだが
途中から吸血鬼という要素はストーリーに関係無くなるという
わけがわからない構成。
吸血鬼とは重要なモチーフではなく、
DIO一人の個性にすぎなかったのか。

キャラクターは、主人公や味方側のキャラクターが
「無銭飲食」「置き引き」「監禁」
「小便を飲ませる」「他人の上着で手を拭く」などの嫌な行動を
する。
嫌な行動するのは構わないのだが、腹が立つのは、
その行動によって他のキャラクターに嫌われることが無く
反省も無いところだ。
嫌われて当たり前なことをしているキャラが咎められないのが
読んでいてモヤモヤしてストレスが溜まっていく点である。

女性キャラに魅力が無い。
出てくるのは空気か、ヒステリーで男に媚びる嫌な女のどちらかで
とくに後半の部では、うざい女性が出しゃばる。
4部や5部は女性キャラのせいで胸糞悪かった。
この作者は女性キャラを描くのが下手で
本人も自覚をしているようだが
それなら何故、下手なのに無理をして女性を描くのかわからない。

セリフも、不自然な口調で叫ぶのが鬱陶しく感じた。
お説教をされているようで
読んでいてつい反論したくなってしまう。

話の流れは単純で、何回か順番にバトルして、
ラスボスを倒して終わり。
意外な人物が黒幕だったとかのヒネリは全然無い。

時間を操るラスボスに対して
主人公が突然、都合良く新しい能力に目覚めて勝つという
頭の良くない展開を3部、5部で2回もしている。

これらの要素からストーリーがつまらなく感じた。

そして、盗作。
ジョジョ立ちと言われるポーズや絵の構図、
ストーリーのエピソードを
ファッションや写真や映画や他人の漫画から
無断でいくつも盗作してツギハギしている。
アレンジを加えずそっくりそのままパクっている様子には
呆れ果てたものだ。
絵柄に魅力があってもポーズや構図が盗作では評価以前の問題。
ツギハギ漫画ではつまらなくて当たり前である。

6部で、悪役が世界を破壊してみんな死んで
新しい世界になるというビックリな展開になるが、
確かにこんなつまらない話は一度消して良かったかもしれない。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-03-09 18:43:54] [修正:2016-03-09 18:43:54] [このレビューのURL]

独特の現代風ファンタジー世界の冒険漫画だが
キャラクターの心理描写が丁寧でリアルだから引きこまれる。
少年漫画にしては陰鬱な場面や展開も多く
何をしでかすかわからない強烈な敵役のおかげで
展開がどうなってしまうのか全く予想がつかない。

ただ、倒されるだけの敵役ではなく
レギュラーとして暗躍しているヒソカやイルミの存在は
緊張感を与えている。

バトルも複雑な駆け引きをしているのに、
わかりやすく爽快感がある。バトル漫画はたくさんあるが、
バトルが面白い漫画はほとんど無いから珍しい作品。

惜しいところは、主人公のゴンにあまり魅力が無いところ。
主人公だが心理描写がキルアやクラピカに比べて少なく
明るく元気なのに何を考えているのかわからない。

画力がありながら雑な絵で、かわいい、カッコいい絵もあるが
キャラによって少年誌風や青年誌風を使い分けており
絵柄に統一感が無い。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-03-09 01:07:09] [修正:2016-03-09 01:07:09] [このレビューのURL]