「とみー」さんのページ

総レビュー数: 18レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年01月21日

[ネタバレあり]

 ナウシカという「人間」が「人類」の光と闇を持った存在なのだろう だからきっとこんなにも「ナウシカ」という像が考えれば考えるほどぼやけてくるのではないだろうか。

 問題提起にはじまり、正論解決に持っていかずしてきちんと話をまとめきったところに意味がある漫画だと思う。

 ただ、あくまで漫画なので絵の見づらさ読みにくさで−1点としました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-02-09 22:16:41] [修正:2008-03-20 00:05:33] [このレビューのURL]

 Dr.Strangeloveさんのレビューがあまりにも丁寧で興味深かったので読んでみました。

 なるほど、これは面白い。

 レビューするにもDr.Strangeloveさんにかぶりすぎて特に書けないので、まだ読んだことのない人へのアドバイスを…

 よく「漫画」というものを読んでから手にとってください。手に取ったときは、もしかすると「萌え絵」に分類されるであろう絵柄に惑わされないでください。

 個人としてはドンピシャリな面白さでしたが、人を選ぶ漫画ではあると思います。

 個人的にはシリアス展開の序盤がこの作品の魅力だと思っています

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-03-11 21:15:22] [修正:2008-03-11 21:15:22] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

 衝撃を受けた作品のひとつ

 白い犬さんにきれいにまとめられてしまったので、特に書くこともありませんが、最初のシーンにひるまずに読むことをオススメします

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-03 17:56:20] [修正:2008-03-11 20:53:39] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

 私は名作だと思います。古いことは認めますが。

 個人的にはなぜ学歴も収入も外見も負けている五代君を響子さんが選んだのかという答えはきっと五代君が優柔不断だから。総一郎さんを愛する響子さんを愛する事が出来るからじゃないのかなぁと納得しました。
 まぁ、単に恋心って理由のないものってものありだと思いますが。
 作者が最後には「優柔不断の「優」は「優しい」と書くよね」いうこと、「過去も今も切り離せるものではない=「不断」だよね」ということを本来の意味からちょっと違う解釈を伝えたかったんじゃないかな というのは深読みかな。。

 
 

ナイスレビュー: 2

[投稿:2007-05-13 22:16:21] [修正:2007-12-29 14:26:03] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

中盤の数々の名言、迷言はもちろん最終回が秀逸すぎます。古谷さんにしか描けない。

人生ってそんなもの。何で破局したのかなんて考えるのは野暮です。初恋の人と結婚というだけで現実でも話題になるじゃないですか。

大人になるってこういうこと。主人公荻野は自分が不幸のかたまりだといわれ傷つき、悩む。しかし、カレも大人になると気づいてしまう。俺だけじゃないと… 人類皆、他人と触れ合えば、幸せはもちろん不幸ももらってくると。そう「シガテラ」を人と接すればもらってしまうのだと。
そんなことに気づき、彼はそのような事を真剣に考えることをやめる。だから不安定じゃなくなる。そして、カレの言葉で言えば「つまらない奴」になった。

作品中、大人荻野が恋人に言った最後の言葉は「ずっと一緒にやっていこう」というものだったと思う。青春時代の「君をずっと幸せにするよ」ではないのだ。なぜらなば、彼は大人になったのだから・・・

ナイスレビュー: 3

[投稿:2007-07-26 00:28:44] [修正:2007-10-16 23:15:30] [このレビューのURL]

面白い。
レビューといったって 面白いから としかいいようがない作品

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-07-19 22:04:11] [修正:2007-07-19 22:04:11] [このレビューのURL]

 典型的なラブコメである事は否定できない。主人公はやたらもてるし、やたら都合よくおいしい目にもあう。

 しかし、この作品にあって、多くの他の作品にはないもの。それはリアリティ。何もストーリーに完璧なリアリティがあるとは言わないが、主人公である高校生一貴の精神が非常にリアルに感じられる。
 典型的ではあるが、愛情と高校生特有の性欲と理性とのジレンマ。そして、終盤での、自分に将来の夢がないことをコンプレックスに思い、思い通りにならない恋愛にもがき、それでも必死で相手の事を思いやる心。
 この世の中に、将来の夢を明確に持ちそれに向かって突き進んでいける人や(いわゆる遊びではなく)本当に愛する人との恋愛を何の苦悩もなく続けられる青年がどれだけいるというのだろうか?
 これが私にはこの作品がリアルだと感じられた理由である。

 それゆえ、冷めた高校生活を送った(もしくは現在進行形な)人、まだ人を本気で好きになることを知らない中学生には、駄作にもなりえてしまうでしょう。

面白いと感じるか否かの差は主人公に読者がどれほど感情移入、感情理解ができるかだと思う。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2007-01-21 01:03:43] [修正:2007-02-03 22:23:51] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

 これをギャグだけで語るには、もったいない

 でもギャク以外では語りたくない

 ひとつの「マンガ」としての完成の形のひとつだと思う

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-02-03 22:19:29] [修正:2007-02-03 22:19:29] [このレビューのURL]

9点 MONSTER

[ネタバレあり]

 テーマは「人の命は平等でありうるのか」
 
 わたしは、この作品は作者の精神レベルを超えてしまったまさに「怪物」マンガであると思う。事実こののち、さまざまな作品を書く浦沢だが、どれも物語が破綻しかかっているという評価も多い。

 読んでない人は読むべきだと思う。読んでもわからない人は、機会があれば、「人の命は平等なのか?」「ヨハンという怪物の中に巣くう怪物とはなにか」を考えながら読んでいけば、分かるかもしれない。 


 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-01-21 22:36:23] [修正:2007-01-21 22:36:23] [このレビューのURL]