「KAKA」さんのページ

「最高だみんな!いつまでもこの物語は忘れない!」

私は最近このマンガを久々に読み返しましたが、当時初めて読んだときと全く同じ爽快な気分で全巻を読み終えました。

内容はなかなかにグロテスクで残虐、人間の矛盾やもろさへの皮肉が大半を占めています。なのにあれま不思議、読んでみるとなんとも爽快。

悪役の突きつけてくる信念は「性悪説」です。その信念は読者が「確かにそうかも」と納得してしまうような欲望であったり狂気であったりします。しかし主人公たちの「性善説」の前に、そんな説があまりにも稚拙で退屈で、自分の殻に閉じこもったツマラナイ物であると痛感させられるのです。

幽助・桑原・飛影・蔵馬の誰が欠けてもこのマンガの痛快さは引き出せないと思います。

仲間とは何か?
色々なマンガで当たり前のようにいる主人公の仲間、日常でも私たちの隣にいる友人・・・それらがどれだけ大切で奇跡的な関係であるか・・・いやそんな複雑な考えよりも、単純に「仲間っていいな」そう素直に爽快に感じる数少ない作品だったと思いました。


冨樫、ありがとう!
初心忘れるべからず、ハンターに生かすべし!

ナイスレビュー: 2

[投稿:2009-01-08 00:15:30] [修正:2009-01-08 00:15:30]