「右から左へ。」さんのページ
- ユーザ情報
- 1987年生まれ(性別:男性)
- Webサイト
- http://meteos1st.blog55.fc2.com/
- アクセス数
- 62019
- 自己紹介
-
得点操作をしている人たちへ。みんなが迷惑しています。即刻やめましょう。
得点操作とは。
平均点が高い、もしくは低い作品に特に「さしたる理由もないのに(ここが重要、得点のみのレビューも含まれる)」低い点数、もしくは高い点数をつけること。主に自分の好きな作品のベストランキングをあげるときに用いられる。
ブログを立てました。よければブックマークのほうをお願いします。ブログではメテオスというHNを使っています。ご了承ください。
掲示板機能がようやく直るのでしょうか。掲示板を直すついでに、得点のみのレビューや荒らしのようなレビューを全部削除していただけるとありがたいです。また、ナイスレビュー票を投じる際に、コメントを書き込めるようにしていただけると、レビュアーと投票した人の双方にメリットがあるのではないかと思っています。あとは、レビュアー検索の導入を希望します。好きなレビュアーのレビューを参照するのが、今のままだと少しやりづらいです。

10点 SLAM DUNK
話の内容を説明する必要もないほど、社会的に影響を与えた漫画。バスケ部の人は、この漫画に影響を受けてバスケットボールを始めた人が多かった。国民へのバスケットボールの認知度をあげるほどの影響を与えた。
とにかくテンポがいい。一試合に結構な話数を費やしている試合も多いのだが、話自体に引き込まれ、臨場感を持って読むことができるため、長いと感じさせられることがなかった。こういう例えは変かもしれないが、バトル漫画に例えていうなれば、戦闘自体が楽しめる漫画であると言えよう。
熱い。
花道がうまくなるのが早すぎるとか、ブランクを抱えた三井がここまで動けるのはおかしいとかいう人もいる。また、レギュラーと控え選手の微妙な溝とか、地味な選手の描写もしっかりしてほしいという人もいるだろう。たしかに、それらの要望はもっともなものである。
そういった視点で漫画を切り取ることも大切であるが、この漫画に限って言えば、話のパワーを感じ取ることに集中すべきだ。不純な動機でバスケを始めた花道。やっていくうちにバスケットボールの虜となっていく。うまくなりたい、もっと速くなりたい、試合に勝ちたい。そういった青春をバスケットボールにかける思いが、敵味方を問わない選手たちの息遣いの中で自然に、これほどうまく表現されたスポーツ漫画はないだろう。それらの熱い思いに加えて、その青春をバスケットボールにかける思いがなぜ生まれてきているのかが、メインの選手に関しては深く描かれている。脇役についてはややいい加減になっている感があるのは前述のとおりであるが。しかし、メインの選手に華があることは紛れもない事実であろう。また、バスケットボール未経験者の花道を通じて、バスケットボールに興味を持ったことのない人でも話に入り込めるようになっている。
井上雄彦のバスケットボールへの強い愛着が感じられると同時に、登場人物には魂が吹き込まれている。これほど作者の思い入れが感じられるスポーツ漫画には出会ったことがなかった。漫画に興味を持つことになるきっかけにもなった作品として、10点を献上したい。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-10-13 11:46:27] [修正:2008-11-01 19:52:14]