「やじウマ」さんのページ

 アレックス・ロスの絵や、事態を観ているだけしかできないノーマン牧師の存在が、何十年と続くDCのスーパーヒーロー達を「神」として描くことに成功している。ヒーローをこれより神々しく描けているアメコミはないんじゃないだろうか。
 でも自分はこの作品が好きではない。
 一般人の視点、ノーマン牧師のような聖職者ではない本当の一般人の視点が全くかかれていないからだ。そのため結局神様同士の喧嘩をただ見せられているだけのようにしか思えなかった。問題の解決も、結局邪魔をしているヒーローが核によって減ったから解決したというようにしか見えず、あまり上手とは思えない。それが「神話」的な内容をさらに引き立てているというならばたしかにそうだとは思うが。 
 自分はそこまでDCが好きではないのだな、ということを再認識した。

何が言いたいかと言うと「そんなに言われてるほどおもしろくないぞ!」

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[投稿:2012-08-20 19:32:49] [修正:2016-09-18 18:35:26]