「やじウマ」さんのページ

総レビュー数: 63レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年01月20日

得点のみ

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-08-14 21:36:38] [修正:2012-10-21 22:02:35] [このレビューのURL]

8点 レベルE

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-21 19:07:33] [修正:2012-10-21 22:02:03] [このレビューのURL]

実はこの前に手塚治虫の青年漫画(なぜかよくヒロインのねえちゃんがレイプされる)とか藤子Fの異色短編集とか宮本から君へとか狂四郎2030読んでてわりと平気だった。むしろ「えー、なにこんなもん?たしかにすごかったけどもっと鬱にさせてくれるものを期待してたよ。みたいなことを考えた自分の気持ち悪さ」に凹んだ。
今読むと設定が陳腐だよなあ。才色兼備のあこがれのクラスメイトとか美人の人妻教師とか年の近いスタイルのいい姉、両親は旅行で出かけてる、金と権力をちらつかせてヤクザを従えて狙った女を自分のいいようにするハゲオヤジがいるとかエロゲみたい。見方変えれば十分笑い飛ばして読めるよ。鬱漫画じゃない、まだ余裕。
余裕がないのはベルセルクの「蝕」とか陰惨な状況をまんまギャグにしてて逆に怖いぼくんちみたいな漫画。「死」がからまない限りそんなに落ち込まないかな。結局「エロと怠慢と自意識にもまれたうす暗い青春」なんてものは時間とか環境次第で簡単に忘れられるもんだからね。・・・こういう事をしたり顔で書いちゃうヤツが一番気持ち悪いよね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-03 22:09:31] [修正:2012-10-21 22:01:43] [このレビューのURL]

 いつもの藤田和日郎でやっぱり好きだけど「心に闇抱えてたり人間関係にギスギスしたものをかかえてたりする人たちが戦いを通じてそれにケリをつける」って話を青年漫画でやる必要あるのかよという疑問。どうせ青年漫画でやるなら「バトルで解決もの」以外の話も見たかった。
 最後の「本当にこわいのは人類かもしれない・・・」みたいなのはいらなかったと思う。そんなテーマ扱う作品じゃなかったくせに。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-21 21:52:01] [修正:2012-10-21 21:52:01] [このレビューのURL]

 結局、これより少し前の浦沢・長崎が「プルートゥ」「20世紀少年」でやった「壮大な伏線を臭わせながら読者を惹きつけ漫画界のトップ(売れまくって手塚治虫賞とかとっちゃう)にのし上がっていく」って姿こそが「ともだち」だったという・・・

 リアルで読んでた時はこれの前まで完璧のように見えた浦沢帝国がこれでミソをつけてみんな「アレこの漫画家おかしくね?」って思い始めたように見えました。ついでに言うとこれ出した後の「プロフェッショナル」って番組がそれに拍車をかけたような。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-21 21:41:53] [修正:2012-10-21 21:42:58] [このレビューのURL]

いろいろと忘れられないことがたくさんある。でも実はいちばん衝撃的だったセリフは「失礼な!黒人はみんな知り合いだとでも言うの?」だったりする。

ウォッチメンをWATCHMENで登録する意味がどこにあるというのだ・・・!そのせいですごい探しにくかったよ!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-21 20:29:14] [修正:2012-10-21 20:29:14] [このレビューのURL]

 とても大切な漫画。
「そういうことはガンダムかロックマンにたのめよ・・・」助けを求めにきた宇宙人に平然とそんなことを言ってしまう主人公。
「神様、クロちゃんが地獄に落ちますよーに・・・ !」「すまないよー、崖から落ちて鼻血じゃすまないよー!」「タジマヨーコが聞いたら怒りそうなフレーズだな」「ヤバい!ライオンに免疫のない地区に入った!」「スモールライター!」ギャグっていうものには制約なんてないこと、漫画でやっちゃいけないことなんて何一つないことを教えてくれた素晴らしい読み物。
 ギャグをやりながらも常に自分達のやってることに対して一歩引いた目で見ている登場人物達。ひねくれることがどんなに大切か、小学生の時教わりました。当時の子供向け漫画とかアニメに出てくる正義一徹、優しくて強いキラキラした主人公は信じられなかった。だって周りにいねーじゃん。
 いま読むと作者は少し人格に問題ある気がするんだけど、でも読者、子どもをバカにする事だけはしてなかった。小学生が残酷で暴力的で大人なんて簡単に騙してしまうずる賢いヤツらで、でも実は移ろいやすくてちゃんと悲しいっていう感情を持ってて自分が思ってるほど強くなくて大人の理不尽な暴力に逆らえない生きものだってことをわかっていたはずだ。だから今読んでも全然陳腐じゃない。あれだけブッとんだギャグ書いてるのにシリアスな話でも全く違和感なく楽しめるのはなぜなんだろう。
 ボンボンに連載してたからいいのだ。コロコロに連載してたら去勢されてた。そうしなかったから子供の目に止まったんだ。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2006-08-29 14:58:03] [修正:2012-10-21 19:41:15] [このレビューのURL]

狂四郎より断然好き。
少年漫画なのに勃起やらオナニーが当たり前のように存在している。しかも後ろめたくなく、すがすがしいものすら感じさせる。今見ると最高。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-21 19:31:30] [修正:2012-10-21 19:33:52] [このレビューのURL]

 大きな世界を書ききろうとしてるんだろうけど悪となる権力者、政府が作者の被害妄想の域から出てない気がする。社会への批評性は作者が期待してる程にはないと思う。
 パジャマの柄や地面の石ころまで丹念にハッキリと書き込むその偏執的な作画と、どんな人間も根っこには性があるという信条が染みこんでいる世界観は読者に強烈な印象を残す。昔ジャンプで連載持ってたなんて到底信じることができないくらいアブノーマル(のくせしてしっかりメジャーな感じもある)。
 狂四郎やユリカは満面な笑みを浮かべるけど空はまったく青くない、色がない。ストーリーは人の善意を最終的には信じているように見えるけど、そういうところが逆に気になって心の底からは信じることができない。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-21 19:29:36] [修正:2012-10-21 19:29:36] [このレビューのURL]