邪眼は月輪に飛ぶのレビュー
6点 朔太さん
藤田和日郎らしさ満載です。
何といっても、作品自体のネーミング、各章の
ネーミングは良く練られています。
よく練られた設定とシナリオです。
見られたモンは皆死ぬという絶対的な敵を設定した
時点で楽しみ最高ですよ。
これに絡める古典的狩人と巫女が、不思議を醸成します。
そこに米軍を持ってきますかね、普通。
ファンタジー要素も取り入れ、かつ全編戦闘的な内容で
興味をつなぎます。
漫画家というよりも、シナリオライターとして一流の
才能を有する藤田だと思います。
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[投稿:2021-05-29 08:30:46] [修正:2021-05-29 08:30:46] [このレビューのURL]
7点 p-mcgoohanさん
藤田和日郎作品の魅力が充分に詰まった一冊。
例えばラーメン屋に行って、この一冊があったとすれば読み終わった後に、
「すごい漫画だったなぁ」
と記憶に残るに違いない。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2017-05-21 00:06:20] [修正:2017-05-21 00:06:20] [このレビューのURL]
7点 punpeeさん
かなりネタバレ含んでるので、まだ読まれてない方はスルーして下さい。
うしおととら以外の藤田和日郎作品は、絶妙に肌に合わないと思っていた時、スピリッツで出会った作品です。
当時、スピリッツスレでも異様に評価が高かったのを覚えてます。
見るだけで生物全てを殺せるフクロウと、それを殺すCIAとかアメリカ国務省とか漁師親娘の話。
物語の構成、演出が抜群に上手くて、やっぱりこの作者凄いなと思わされました。
他の方が仰るように、短編で生きる作者なのかもしれない。。。
フクロウがまったく悪くないんですよね。
自分が見ても死なない置物のフクロウを愛し、子供を欲し、脅威の人間の兵器に立ち向かう最後のシーンは痺れました。
「彼は羽を一打ちして飛び上がったんじゃ
何が来ても、もうこのフクロウは渡さん
そうでなくとも、今日はこの大切なフクロウを奪われて彼は頭にきていたんじゃろうな
どんな敵が来ても、負けん気持ちが彼にはあったしな
ひとにらみ、
この世のひとにらみでどんな生き物も死んでゆくんじゃ
彼は思ったのさ
そうじゃ
どんな時も
最後に月の光の中を飛んでいるのは、
この自分なのだと」
個人的に臭いセリフの多い作者ですが、タイトルもなかなか格好良いです。
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[投稿:2017-02-27 17:53:07] [修正:2017-02-27 17:53:07] [このレビューのURL]
9点 mbさん
ええー?意外にレビューの評価が低いのに吃驚。
短編漫画の傑作だと自分は断定します。
余計な説明はほとんど省いているのに、読後のこの充足感。
最後のほんとうに怖いのは・・・の問いかけはミネルヴァの悲哀の部分の完結と、作中の人間達の愚かさを際立たせるために必要不可欠だったと解釈します。
藤田先生、誰がなんといっても自分はこの漫画を支持します。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2013-06-20 19:46:33] [修正:2013-06-20 19:46:33] [このレビューのURL]
8点 やじウマさん
いつもの藤田和日郎でやっぱり好きだけど「心に闇抱えてたり人間関係にギスギスしたものをかかえてたりする人たちが戦いを通じてそれにケリをつける」って話を青年漫画でやる必要あるのかよという疑問。どうせ青年漫画でやるなら「バトルで解決もの」以外の話も見たかった。
最後の「本当にこわいのは人類かもしれない・・・」みたいなのはいらなかったと思う。そんなテーマ扱う作品じゃなかったくせに。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2012-10-21 21:52:01] [修正:2012-10-21 21:52:01] [このレビューのURL]
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