邪眼は月輪に飛ぶのレビュー
6点 リヴィエラさん
見るものに死を撒く、魔の梟。その視線の先には何を見るのか?
設定にやや分かりにくい所(梟の呪の設定)もありましたが概ね良作の域は達しているのではないかと思います。
死への恐怖。そして梟の悲しい定めなど心に残る場面は多々ありなかなか面白かったです。
※(ここからネタバレを含みます未読の方は読まないことをおすすめします。)
ただあのような人類の存亡が危うく生き残れるか分からないところに緊迫感が生まれる物語構成に昔話のテイストを入れてしまうと、とたんにその緊迫は解けてしまいます。
何故なら昔話とは語部がいて初めて成立し、その語部はこの悲劇を生き残ったことを読者は早々に理解してしまう。
その点がこの作品に対するただ一つの不満。
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[投稿:2007-10-05 17:35:48] [修正:2007-10-05 17:35:48] [このレビューのURL]
5点 swallowさん
藤田先生には長編の作品を書いて欲しいですね。
短編で良く出来た作品だとは思いますが、ちょっと物足りない気がします。
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[投稿:2007-06-25 20:45:58] [修正:2007-06-25 20:45:58] [このレビューのURL]
6点 橙木犀さん
相変わらず、藤田和日郎さんの漫画は素晴らしい。
それは間違いない。
だけど、違和感を感じてしまう。
「邪眼〜」からは「うしとら」「からくりサーカス」などで迸っていた“熱さ”が感じられなかったように、私は思うのです。
ぐいぐい引っ張り寄せて、掴んだ読者は決して放さないという強引なまでの力強さに欠けていた。
それは、掲載されていたのが青年誌だったからかもしれません。
ついて来るも来ないも貴方次第。
少し離れたところで静かに佇み、手招きするでもなく黙って読者を見つめているような、そういう印象を受けました。
…まあ、単純に短期連載で、こういう話を藤田さんが書きたかっただけなのかも。
安定した質の高さは、流石としか言いようがありません。
描き出される敵キャラの内面、深い哀しみ・苦しみも、静かに心を揺さぶってくれます。
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[投稿:2007-06-10 00:15:44] [修正:2007-06-10 00:15:44] [このレビューのURL]
5点 ITSUKIさん
相変わらずの藤田和日郎って感じでした。
短編集のどこかで読んだことがあるんじゃないかって内容です。
いい意味でも悪い意味でも「変わってない」。
今度の新連載ではもう少し違う感じの話を期待するのは高望みでしょうか…?
絵の迫力は流石でした。
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[投稿:2007-05-05 01:03:49] [修正:2007-05-05 01:03:49] [このレビューのURL]
5点 カルマさん
藤田和日郎初の青年誌での連載。
でも特に青年誌っぽさはなく相変わらずといった感じですね。
物足りなさがあったので点数はこのくらいにしておきます。
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[投稿:2007-05-04 23:28:38] [修正:2007-05-04 23:28:38] [このレビューのURL]
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