「やじウマ」さんのページ
- ユーザ情報
- 1990年生まれ(性別:男性)
- Webサイト
- http://
- アクセス数
- 101980
- 自己紹介
- 点数には何の意味もない。

8点 編集王
仙台さんが好塚の原稿を描き直すシーンや明治君が幼馴染に髪を切ってもらうシーン、編集長の過去話で仙台と最後に話すシーンなど、とても心が熱くなるような素晴らしい場面がある一方で、過去話と現在でキャラクターの性格が一致しなかったり、よくわからない場面で見開きを使うところ、創作という本来であれば様々な価値感があってそれぞれの正義が現れるはずのものを「善・悪」「おもしろい・つまらない」「エロ・非エロ」などの2元論で語ってしまう乱暴さなど、これはあんまりだろと思うような部分が入り乱れている。
なのにこのマンガを好きな人の中には「マンガ業界で働く人は必ず読んでバイブルにすべき」「リアリズムに溢れてる」なんていう人が多くてそれが堪えらんなくて一時期嫌いになってた。
でもBSマンガ夜話の編集王の回を観たら同じような違和感を抱いている人がいて、だけどちゃんと評価すべき点はあるという読まれ方をしていたので、そこからふっと今まで抱いていたフラストレーションが解消されて素直に読めるようになった。
同じような気持ちを抱いている人は一回観た方がいい、スッキリする。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2016-10-17 17:22:22] [修正:2016-10-17 17:22:22]