「リヴィエラ」さんのページ

 ジャンプを上手く表現出来ていなかったことや、すべり気味の表現。眉とか顔とか鼻水(ギャグとも取れるが)。など微妙な点もあるが何故か惹かれる物がありました。

 多くの方が仰っている「ファンタジーを描きたかっただけではないのか?」と言う感想は抱きませんでした。そのような作者の人物像は知らなかったので。
 ただ音楽もある種ファンタジーでありそれを表現せんとするフィギュアスケートをファンタジーで魅せると言うのは結構理にかなってるんじゃないかなとだけ私は思いました。
 誰にも期待されず振り向いてもらえずにスレた生活を送ってきた主人公が多くの人に観てもらえるフィギュアに出会いその魅力に惹きつけられるというストーリーの流れはベタながらも長編という長いスパンで進行させるには良い案だと思いましたね。
 身体能力の高さの説得力だけ取れば読みきり版の(武道家の孫という)設定の方しっくりきますがやはり長編には向かないと思って変えたんでしょうか?

そして主人公像にとても惹かれるものがありました。
むちゃくちゃしますし、はちゃめちゃですが純粋な主人公に胸打たれ、清清しくも苦い感情を持ちながら読み進めましたね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-12-18 13:12:36] [修正:2007-12-18 13:12:36]