「yumenne」さんのページ

面白い。
他の多くの方同様囲碁の盤上の詳しい攻防は全然わからないのですが、面白い話でした。少年漫画にしては珍しく、つまらなくなってしまう前にしっかり終わってくれた点も評価したいです。囲碁という特殊なフィールドにありながら、友情と努力、成長、といった少年漫画の王道をしっかりと抑えていたと思います。こういう手堅さ、作品を大切にする構えは女性漫画家に多い特徴だと思います。多分それゆえに自分は女性の書いた男性向け作品が結構気にいることが多いです。(あとは恋愛要素が結構淡白なのも女性漫画家の好きなポイントですね。)特に王道のストーリー漫画の場合顕著にそれを感じます。

少々残念な点をあげるとするならば、たくさん魅力的なキャラクタが登場する反面、そのほとんどがその場の使い捨てで、ヒカルの成長の踏み台となって消えていってしまう点でしょうか。少年漫画のインフレの都合上仕方のないことではあるし、フォローもあったけれど、魅力的なキャラクタが多い故に、残念でした。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2018-05-13 17:03:49] [修正:2018-05-13 17:03:49]

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