「yumenne」さんのページ

総レビュー数: 26レビュー(全て表示) 最終投稿: 2018年05月11日

9点 レベルE

[ネタバレあり]

短編漫画の連続という変則的な構成。でもこういう形式のほうが考えるの大変なんでしょうね。最後ら辺の王子が一杯食わされる話とか結構好きです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-05-13 21:01:26] [修正:2018-05-13 21:01:26] [このレビューのURL]

冨樫の作品はどれも好きで、優劣はつけられないから困る。
この作品は冨樫を一躍有名にした作品ということで、ハンターハンターなどで大物漫画家として好き勝手やっているのに比べ、編集に影響されたりしながら、色々テコ入れをしたりまだ自分のスタイルをつかみきっていない感がある。
(冨樫という作家はここで、"明らかに後付けなのに、その場の勢いで許せるし楽しめてしまう"、というような作品の進め方をマスターしたように感じる。)

しかし、本作でも著者の魅力は遺憾無く発揮されている。厨二心溢れる、グロテスクで独創的で洒落たキャラクタでありその魅せ方、そして、洋画などに影響されたような、他の漫画では見ない言い回し、演出。


印象に残るシーンは無数にある。例えば、仙水が見ている映画について、”この映画は全く陳腐なストーリーだけれど、ただ、エンディングがとても綺麗でね"と語るシーンだとか、魔界編で飛影と骸の過去が語られ、互いに奇妙な絆が生まれるシーン、戸愚呂弟の敗北シーン、あとキャベツ畑。こういうカッコいいシーンは他の漫画家には描けないのだ、なぜだか。

数話完結の幽霊お悩み解決漫画、王道バトル漫画やらなんやかやとやっていたのも一粒で二度美味しいと思えば良し。

あと、ハンタと違って普通に可愛い女の子が出てきて正直目の保養になる。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2018-05-13 20:03:56] [修正:2018-05-13 20:03:56] [このレビューのURL]

面白い。思うのはやはり女性著者の方が話をまとめるのがうまいなと言うこと。一本通ったストーリー展開は漫画では長期連載では難しいと思うがしっかり結末まで進んでくれる。ファンタジーと現実感の塩梅も程よい。
ソツがないし読んでいて本当にワクワクする。(女性がこれを書くのはすごいよね。)

自分が読んだ中で一番完成されたストーリー漫画作品。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-05-12 15:27:27] [修正:2018-05-12 15:27:27] [このレビューのURL]

面白いです。著者のセンスが光っています。この作者は特に最近は興が乗ったら気ままに書いてやろうというタイプなので、漫画の方向性はコロコロ変わるし、休載も多いけれど。もう慣れたのであんまり気にならない。それに展開の自由度の高さは大きな魅力でもある。喋る魔物と戦って、超能力を覚えて、マフィアと戦って、ゲーム世界に入っちゃって、原爆落っこちて、選挙して、王位継承の殺し合いに巻き込まれる。こんなに時代や場所を特定しない自由な物語はあんまりない。
長期連載漫画の中では1番好き。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-05-12 13:54:35] [修正:2018-05-12 13:57:48] [このレビューのURL]

好きな漫画は?と聞かれたらこの作品の名前を挙げます。まああんまり下品な漫画をあげるわけにはいかない、という理由もありますが、やっぱり面白い作品だと思います。

自分は、ベジタリアンではないですが、動物と人間の間にあんまり区別を設けるような考え方は嫌いです。例えば"人でなし"という言葉を侮蔑の言葉として使うようなことは嫌いです。ヒトでないから、ヒトより劣っているなんて、そんなこと絶対におかしいと思います。また、"自然"という言葉の範囲に人間を含めないことにも違和感を覚えます。未だに、多くの人にとって、人間は"神の似姿"であると思います。しかし、それはまちがっていると自分は思います。
こういうことを考えるのが自分は好きです。これがこの話を僕が好きな理由のひとつでしょう。


この物語は自然の中で自然に寄り添い、自然に抗うナウシカと、他の人間たちの話です。善人も悪人もおらず、ただみんな一癖二癖あり、生き生きと描かれています。世界観も素晴らしい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-05-11 21:04:36] [修正:2018-05-11 21:04:36] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

これは面白い。多分花沢作品の中では絵面が汚くないシーンもある方。何故これが受けなかったのかはしらないが、打ち切りのおかげで、あんまり風呂敷が大きくなる必要もなく、程よいまとまり方をしたと思う。(多少駆け足になったにせよ。)

ブサイクがネトゲにおいて自分の居場所を見つけるってことを等身大で見ている。

花沢の他作品は多分作者のモットー的に安易なハッピーエンドを許していないが、これは結構穏当なエンディング。花沢作品では、人間の良心と醜さがいつも綱引きしているけれど、この作品では良心がある程度感じられる。自分は恵まれた環境にいるせいか、どちらかといえば性善説信奉者なので、これくらいの方が好み。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-05-11 20:27:03] [修正:2018-05-11 20:27:03] [このレビューのURL]

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