あらすじ
極限まで科学技術が発展した人類の引き起こした「火の7日間」と呼ばれる最終戦争により、文明が滅びた後の遠未来世界が舞台となる。人々は発掘される戦争以前のオーバーテクノロジーを利用しつつも、基本的には中世的な生活を送っている。腐海と呼ばれる、巨大な菌類・苔類・シダ類からなる森、そこに棲む蟲(むし)と呼ばれる巨大節足動物群。人々はそれらに脅え、あるいは畏れ敬いながら生きている。
主人公ナウシカは、腐海のほとりにある、辺境の小国「風の谷」の族長の娘である。本作品では腐海や蟲をも愛する心優しいナウシカが様々な人々と出会い、艱難辛苦を重ねて成長し、自らと世界の運命、そして世界の真実の姿に向き合い、受け入れていこうとする姿が描かれていく。
(wikipediaより)
風の谷のナウシカのレビュー
8点 まれらさん
既に数多の批評がなされており、批評するような余地があまり残されていないような気がする。映画より深くて面白いのは確かだが、その映画版自体を宮崎氏が監督して相当の高評価を得ているのだから、今一つ位置づけが理解しづらい。(私としては、「原作」だとは思っていない。)
そもそも、同じ絵を描く仕事といいながら全く別ジャンルの漫画を手がけ、なぜこんな凄い作品が創れるのか?
ひたすら評価を拒否するような作品。どうしても点数をつけざるを得ないなら、8点未満ではないと思うのでとりあえず8点をつけておく。
余談ではあるが、映画制作期間は休載が多くなるのが非常にもどかしかった。(本サイトは若い方が多く、リアルタイムで読んでいる者の方が珍しいかも知れない。)
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[投稿:2007-11-26 00:12:38] [修正:2007-11-26 00:12:38] [このレビューのURL]
8点 M4時さん
この完成度はかなりのものです。思想、哲学的な要素、セリフが多々あり、何度でも読み深めることが出来る作品かと思います。ただ、背景も人物も線がほとんど同じなのでごちゃごちゃして読みにくいです。アニメより数倍奥が深く、壮大な物語なので一見の価値はありますよ。
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[投稿:2007-10-06 19:58:16] [修正:2007-10-06 19:58:16] [このレビューのURL]
9点 souldriverさん
非の打ち所のない域にまで完成された世界観、洗練された人物像。この点においては現段階で最高の完成度を誇る作品の一つと言って良いと思う。
映画版とは違い宗教問題や民族問題、泥沼の権力争い、さらには人類の在り方といった、愛や環境問題にとどまらない深いテーマまで踏み込んで取り上げており、重厚で複雑なストーリーは非常に読み応えがある。
絵は丁寧なコンテのようなものだが、決して手抜きではないし、どの場面にもしっかりとした味がある。逆に絵の表現方法はあくまで漫画の要素の一つでしかない、ということを分からせてくれる。
結末に関して言えばかなり賛否の分かれるところで、正直なところ僕もこれで良かったのかどうなのか分からない。でも作者がごまかすことなく、この物語に対しての一つの答えを明確に示したことはすごく評価できる。
それだけに終盤かなり急いで終わらせた感じがするのが残念。最終巻までは満点の出来だった。
もう1〜2巻使ってしっかり描き切っていれば…。
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[投稿:2007-06-21 05:53:46] [修正:2007-06-21 05:53:46] [このレビューのURL]
9点 wowwow66さん
完璧な世界設定、個性的な種族・登場人物、そしてなによりも圧倒的に奥が深いストーリー。所詮、愛情で総てかたがつく映画の原作だからと馬鹿にしていたが、このストーリーテリングには鳥肌が立つほどである。この部分は10点でもとても足りない。
しかし本職ではないにしても絵コンテのような雑で動きのない絵は問題。
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[投稿:2007-06-19 22:21:47] [修正:2007-06-19 22:21:47] [このレビューのURL]
7点 もちこさん
正直、映画は理解できなかったし、
あまり好きではなかったんですが、
原作(?)好きです!
ナウシカってこんなに奥が深かったんですかーーー!!!
イラストは確かに見にくいんですが…。
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[投稿:2007-04-23 11:15:49] [修正:2007-04-23 11:15:49] [このレビューのURL]
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