虹ヶ原 ホログラフのレビュー
8点 チャドさん
「素晴らしい世界」とかよりも狂気的。
ともすれば嫌悪感さえ抱いてしまうような話なのに、美しささえ感じてしまう。
交差するストーリーが、それぞれ暗鬱として虚しさを訴えてきて、なんの確証も無い希望のようなものが胸に来る。
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[投稿:2008-02-15 17:12:06] [修正:2008-02-15 17:12:06] [このレビューのURL]
6点 Dr.Strangeloveさん
よく出来た話だし見せ方も上手い。
分かりやすい作品が好まれるこのご時世に
二度以上は読まなければ理解できない漫画に
挑戦したその心意気もよし。
ただ一つ。俺は基本、楽天的な性格なので
登場人物の心情がいまいち伝わりにくく
あまり楽しめなかった。なので6.5点。
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[投稿:2007-09-01 15:28:26] [修正:2007-09-01 15:28:26] [このレビューのURL]
7点 ヨノナカさん
浅野いにおは独特の死生観の持ち主というか、生死の境目がないマンガを描く人、っていう印象がある。
まぁ、死生観がないマンガなんてガンガンあたりのファンタジーものをひっくり返せばいっぱい出てくるんだけど、浅野氏はそれとは違って、独特の死生観とそれの克服あたりを結びつけた点が面白い。「生きてるのも死んでるのも同じだけど、でも・・・・でもさぁ!!!」みたいな人物(主に若者)を描くのがうまい。と思う。
で、浅野の作風はそれ自体、現実にありえない死生観やそれを持つ人物をうまく魅せているという点でファンタジーといえるのだと思うけど、この作品はその独特の死生観をよりファンタジーとして高めている。
虹ヶ原ホログラフの名の通り、読み方によっては7色に変わる読ませ方といい、先の見えない展開といい、ダークファンタジーってこういうものか!という一言に尽きる。
特に、最近ではわかりやすいというか竹を割ったような作品、人物が多い中で、この作品は貴重。浅野氏の作品が好きな人、あるいはモラトリアム青春ものが好きな人、そしてもちろんダークファンタジーが好きな人もぜひ読んでおいて損はないと思う。
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[投稿:2006-11-13 00:55:58] [修正:2006-11-13 00:55:58] [このレビューのURL]
8点 ごまあぶらさん
浅野いにお作品で一番好きになりました。
映画的というよりは演劇的な作品です。
どのシーンを見ていてもわくわくしましたし、サブカル的なオカルトで見てられない人も多いと思いますが好きな人にはたまらないという感じです。
この漫画に納得は必要なく、理解も必要なく、容認だけが必要なのだと思います。
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[投稿:2006-10-26 13:48:15] [修正:2006-10-26 13:48:15] [このレビューのURL]
7点 もちこさん
読んだあとに、いい意味で「ああ…」となりました。
何て表現したらいいかわかりません。
好き嫌いがわかれそうですが、
わたしは好きです。
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[投稿:2006-10-12 12:30:42] [修正:2006-10-12 12:30:42] [このレビューのURL]
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