少女ファイトのレビュー
7点 shinpe-さん
夢中になって読める作品であることは間違いありません。キャラはみんな愛すべき存在だし、バレーボールの試合の描写も丁寧かつ適切でさらに魅力的。極めて狡猾(ほめてます)な複線張り方とその回収のスピードの速さ。忘れ難いメッセージ性も適所に孕んでいます。
でもなんだろう、巻を進むごとに感じるようになるこの違和感は。おそらくキャラがみんな作者のコントロール下にあることに対する嫌悪感を拭えないんですよね。
あたりまえっちゃあたりまえ。批判の対象になることすらおかしいのかもしれませんが、この作者の作品はその欠点が露骨に出てしまっていることが多いのではないかと思わされます。あまりにもキャラの動きに、作り手の作為が感じられる。感じさせない作品の方が稀有なのでそれを求める方が我侭なのかもしれませんが。
『G戦場』なんかにも見られる特徴ですが、物語の中にいる人々だけで人間関係を完結させていることへの嫌悪感が残念ながらこの作品でも感じられるようになってしまったことが残念で仕方ないです。
5巻までは満点に限りなく近い漫画だったんですが・・・。これからの展開に期待しながら、見守っていきたいです。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2010-02-17 22:32:27] [修正:2010-06-09 18:42:43] [このレビューのURL]
7点 オカシューさん
読んで良かった。
と言うのは「G線場」を読んだトキ私には合わないかなぁ、と感じてしまっていたからです。
「純文学」。そんな単語がイメージできる作家さんだなぁと思っていました。
大衆性よりも芸術性の強い作品、それ故に熱狂的なファンも獲得しているそう理解していました。
しかしこの作品はそうではありませんでした。エンターテイメントしています。
多くのキャラクターに感情移入出来ます。
絵もさらに読みやすくなっています。
タイトルさえシンプルに徹して好感が持てます。
この方向の進化は私的には大歓迎です。もしかしたら昔からのファンの方は望んでいない人もいるかな?
でも商業誌に掲載される以上もっともっと大衆性のある作品を描いていって欲しい、そしてそれでも日本橋節は作品の芯の部分で輝き続けると思っています。
続刊もこのレベルなら、これは名作の予感がします。
所持巻数 1巻
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-10-12 21:06:37] [修正:2009-10-12 21:06:37] [このレビューのURL]
6点 bugbugさん
やたら評判が高い本作で、期待して読んだのですが
まぁこんなものかという印象
独特の雰囲気がある熱血スポ根だとは思いますが
絶賛するような何かがあるのかは私には理解できかねた
これは私の推測になりますが、本作の評価が高い人はいわゆる作者のファンなんじゃないでしょうか
随所、随所に日本橋節が感じられるし、前作の作風をさらに洗練させた作風だと思います
ド王道かと思いきやちょっと横道にそれるあたり味だなぁと思いますが
それほど高得点をつける作品だとは思えない
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-08-09 12:05:53] [修正:2009-08-09 12:05:53] [このレビューのURL]
3点 へいぽーさん
バレー漫画というか、スポーツ漫画として面白いところは
特にない感じ。
共感できない熱さは、ただうっとうしく感じられてしまう。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-03-31 02:26:10] [修正:2009-03-31 02:26:10] [このレビューのURL]
8点 もへぢさん
日本橋臭といいますか、これまでの作品の独特のアウトローっぷりが少し薄れてきているけど、本格的なスポ根マンガにするためにはいたしかたないことか・・・?
バレーボールに対する熱い情熱というものがそこはかとなく感じられて、今後がとっても気になります。
最近は、少し人物の過去に焦点を当てすぎている気がします。
ここまで育ててきたキャラクターなんだから、独り立ちしていってもいいはずなのに、まだ作者の手がかかるようですね。
どなたかも書いていますが、隔週発売の雑誌で隔号連載イコール月イチ連載。
なんとか隔週ペースで連載してほしいということと、30代サラリーマンには単行本を買いづらいタイトルってことで、−2点で8点です。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-03-30 23:18:13] [修正:2010-10-05 19:30:36] [このレビューのURL]
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