ホーリーランドのレビュー
6点 オカシューさん
他の方のレビューを参考に買いました。
1巻のみ読んだレビューになります。
そつなくまとめられた不良ケンカ漫画?かな・・
格闘技とか好きな人には楽しめそうなリアルさがあると思います。逆にファンタジーバトルに慣れたバキとか好きな人には少し地味に映るかもしれません。
現実でケンカする人にはすごい役に立ちそう。(それもいかがなものかと思いますが・・・)
私には無縁の世界で個人的にはハマらなかったので2巻以降は買わないです。(ただし散髪屋に置いてあれば読むでしょう。)
まず1巻を読んでみる事で判断できるとおもいます。
でも2巻以降面白くなっているかもしれない、と思える1巻ではありました。
所持巻数 1巻
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-07-27 20:35:34] [修正:2009-07-27 20:47:50] [このレビューのURL]
8点 パンダマンさん
命があるものならだれでも恐れ認めざるを得ない程強力で、原始的で残酷な力
それが暴力だ。
日本では、未成年法のおかげで若者の将来を守る為の甘やかな法は同時に喧嘩レベルの暴力ならば容認される世界。
その世界は弱者には、時に残酷なまでの生物としての無力差を味わう世界となる
この漫画の主人公がまさにその弱者であり、生物としての危機感ともいうべきところから、暴力の力を求め、自らの道を切り開いていく話。
未成年であるからこそ存在が許される、残酷で甘やかで原始的な世界は一人の人間としてというよりも、一つの生物としてかなり興味深くて面白かった。
暴力で切り開く世界、その先はどうなるのか、最後まで読み切る力があった。
人によっては、意見のわかれる格闘ウンチクは個人敵に大好きでしたよ
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2006-12-02 03:52:39] [修正:2009-02-13 22:38:35] [このレビューのURL]
6点 bugbugさん
格闘漫画としての完成度は高いと思います
説明が多用されるのですが、テンポが損ねられたとは
感じませんでしたね。私は
絵で見せるのが一番いいのですが、それができないので苦肉の策といったところでしょうか
格闘技の経験はないのでリアルかどうかは分かりませんが
読者を納得させるだけのリアリティは十分あり
緊迫感の演出に一役買っている
格闘漫画として見ればよく出来てるのですが
変なメッセージ性が感じ取れてしまい、残念でしたね
とってつけたような薄いもので、心に響かず
まったく共感できませんでした
普通に王道展開だったらもっと面白かったと思います
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-01-26 23:09:54] [修正:2009-01-26 23:11:54] [このレビューのURL]
6点 白い犬さん
ホーリーランドというのは大人でも子供でもないユウの聖地(ホーリーランド)なわけなんですけど、これは同時に男の子(男にあらず)の聖地ですよね。
「強い」「弱い」のみですべての人間関係の上下が決まる世界なわけで。
これが大人になると人間関係の上下は金を持っているだの、社会的地位だのに複雑変わるわけで、ホーリーランドは良くも悪くも混じりっけのない純粋な力の世界。
力の世界ってやつは強力な魅力があると思う。
黄金期のジャンプがパワーインフレだと非難されてもあれだけ少年たちの心を揺さぶったのは力のみがものをいうホーリーランドだったからです。
やがてユウたちはホーリーランドを出なくてはいけない時が来るでしょう。
格闘についてマニアからいろいろ指摘されていますが、私はそれよりもやたら出てくる「作者の実体験からすると・・・」のほうが気になりました。
代弁してくれるキャラクターに語らせるとか他にも演出の方法があるんじゃないでしょうか。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-06-10 01:51:45] [修正:2008-06-10 01:51:45] [このレビューのURL]
8点 FSSさん
この作品に対しても漫画としての見方を無視して、無意味な突っ込みをする人が多いが、注意すべきなのはリアルとリアリティは違うという点だ。
異種格闘技やストリートファイトを描く漫画の肝は「ロマン」であり、そこに必要とされるものは「リアリティ」であって「リアル」ではない。逆に言えばリアルに拘ってもロマンが出る訳ではないのだ。作者の格闘理論もネット上で批判されているほどおかしい部分は無いし、仮に現実世界では実現が困難な技でも作中で説得力を感じられるならそれは「あり」。
この手の漫画に対してよくある反論として、「体格で優っていて、顔面打撃の経験もある人間が、顎を引いて打たれる覚悟で前に出てくるのをジャブ(作中ではフリッカーなど)で止めるのは無理、それが出来たら総合に出る打撃屋は誰も苦労しない」というような突っ込みをする人がいるが、それなら作中で「打撃でタックルに対処出来ないヘタレ主人公」なんかを出して、それで漫画として面白くなるのかと言いたい。そんなにリアルに拘りたいなら現実の総合格闘技の試合を見ていれば良いではないか。だが、そんな総合格闘技がつまらなくなっていったのは、リアルであるが故に技術体系が均一化して、戦い方に個性の入り込む余地が無くなったからではないのか?
異種格闘技戦においては、ボクサーがタックルをパンチで対処しなければボクサーとして戦っている「意味」が無いのだ。ボクサーが総合の戦い方になってしまったら、そいつはもうボクサーじゃない訳で、そうなればその地点で「異種格闘」のロマンは消えてしまう。同じようにあくまで空手家は空手で、柔道家は柔道で、プロレスラーはプロレスで戦うからこそ異種格闘にはロマンがあるのだ。
リアルをリアルに描くつまらなさを知ってるからこそ幻想を求めるという心理を許容する程度の柔軟性は欲しい。この作品はそうした異種格闘の持つロマンを出来るだけ現実に則した理論で抽出し、格闘技ファンの幻想を汲み取った佳作のひとつと言えるだろう。
そもそも、この作品の本質は格闘部分よりも、戦いを通じての人との出会いや繋がり、各登場人物の挫折と成長などがテーマであり、格闘はそのテーマを浮き立たせるための手段。「自分のアイデンティティ」や「存在理由の希求」といったテーマは青臭いながらも終始一貫しており、悩みながらも成長していく登場人物たちの群像劇が上手く描かれている。
ナイスレビュー: 6 票
[投稿:2008-05-31 21:36:42] [修正:2008-05-31 21:36:42] [このレビューのURL]
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