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5.75点(レビュー数:24人)

作者安部真弘

巻数22巻 (完結)

連載誌週刊少年チャンピオン:2007年~ / 秋田書店

更新時刻 2011-01-07 11:22:38

あらすじ 海を汚す人類どもを懲らしめようと、海の底から恐ろしい侵略者がやって来た!! その名は……イカ娘!? 地上侵略の足がかりにすべく、手始めに「海の家れもん」を占拠しようとするが…!?

備考 2010年および2011年テレビアニメ化

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侵略!イカ娘のレビュー

点数別:
16件~ 20件を表示/全24 件

5点 s-fateさん

雑誌全体の流れ的にアリなマンガってありますよね。あんまり同じ傾向の作品が続くと飽きがくるのでちょっと毛色の違った箸休め的な役割を持つ作品、とか、人気がないわけではないが最後のほうにいつも載っていて、締めの一品的な作品、とか。なんかそういう感じのマンガだと思ったら、ちょっとだけ予想より面白かった、という感じです。その意外性に乗せられてサラッと読めてしまいました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-07-05 19:52:40] [修正:2010-07-05 19:52:40] [このレビューのURL]

3点 alice@さん

なぜこの漫画がアニメ化したのか分からないぐらいの空気漫画。
週刊で読み飛ばしても、問題ないぐらい空気。

萌え無し、オチ無し、エロ無し、つまらなくも無し。
打ち切りになっても、きっとみんなそこまで悲しまない程度の作品でゲソ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-05-25 18:07:32] [修正:2010-05-25 18:07:32] [このレビューのURL]

萌え漫画というよりは「よつばと」のよつばを見るような感じ
観察系漫画の一種と捉えています。

内容はいたってシンプル。
イカ娘が毎回いろいろなネタとかち合うゆるーいギャグコメディ
ストーリーはオチはあるけどヤマが無い、非常に一本調子な感じ
これが人によっては物足りなさを感じるかもしれません
しかしそのシンプルさこそこの作品の最大の魅力
イカ娘のキャラ設定、世界観、脇役の生かし方
余分なものが極力省かれてるからこそ「イカ娘かわいい」という言葉が映える

「面白い」ではなく「かわいい」
そんな漫画あってもいいんじゃなイカ?



現在一部ネットで人気が過熱しているようですが
チャンピオン誌上で何回か試し読んでみて感性が合えば・・・
ぐらいがちょうどいいんじゃないでしょうか

ナイスレビュー: 3

[投稿:2010-03-18 00:09:12] [修正:2010-03-18 00:10:21] [このレビューのURL]

3点 bugbugさん

割と高得点だったので、期待して読んだんですが
期待値が高すぎたのか単純に合わないのか・・・

笑えないのはまだ我慢するとして、ちっとも萌えない
イカの擬人化と聞いてまっさきに思い浮かんだのは
某エロゲメーカーの女の子モンスターだったのですが、そちらに比べてもあんまりだぁ

ギャグに関しては個人の主観に寄るところが大きいとは思いますが、
ツッコミが弱いと思います(セリフキャラ共に)

何も考えずに読める萌えギャグって嫌いじゃないんですが、
クオリティに若干の疑問を抱かずにはいられません

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-24 06:18:50] [修正:2010-01-24 06:18:50] [このレビューのURL]

7点 景清さん

※2009/12/27 得点修正(6→7) 加筆有り

この漫画、作品単体で見た場合はそこまでムチャクチャ面白いというわけではない。本作もあずまんが以降の流れを引き継いだほのぼの系萌えショートギャグであり、まぁ似たような作品は大小さまざまに存在するはずだ。
ストーリーも極めて単純なもので、海を汚す人類にイカって地上を征服すべく上陸してきた海の使者「イカ娘」(イカの擬人化とアイデアはなかなか斬新だった)が、逆に浜茶屋一家にとっつかまってコキ使われるというもので、地上の常識に疎いイカ娘の見せる天然ボケっぷりを愛でて萌えて楽しむ内容である。ギャグの基本が非常識から来る天然ボケである以上あまり腹を抱えて大笑いするような性質のものでもないし、そう過剰なお色気サービスシーンなんかも無い。近頃話題になったので興味本位で買ってみたところ、「そこまで面白くなかったな」という感想をもった人も少なくなかったかもしれない。

しかし、このような事を書いておいてアレだが、筆者のように本作が連載されている週刊少年チャンピオンを毎週購入している人間からすると、本作は大変に愛着の湧く貴重な存在なのだ。週刊少年チャンピオンはジャンプなどの主要少年向け4誌の中では最も異端じみた”濃さ”を誇る雑誌である。掲載作品を見てもメインが「バキ」に「浦安鉄筋家族」、最近人気の「ギャンブルフィッシュ」、変態的萌え漫画の「みつどもえ」、そのほかヤンキー漫画に変態漫画…と、息つく暇も無い特濃っぷり。そんなギラギラまぶしい真夏の浜辺のようなチャンピオン誌上においては、本作のようなほのぼのとした笑いとそこはかとない萌えを供してくれる作品の存在は、ひと時の涼味を供する浜茶屋のような安心感と得がたさがあるのだ。もともとは短期連載の予定で始まった本作もそういう地味な人気と読者の潜在的欲求に応える形で気がつけば一年を越える人気作品となったのもうなづける話だ。

また、イカ娘の非常識っぷりは純粋な子供の知的好奇心・直観力に通じる所があり、時々ギャグに天然ボケを超えた意外な味わいがでている所も無視できない。例えば夏祭りの金魚すくいを見て
「つまりいたいけな小魚の命をもてあそんで楽しむわけでゲソね」
なんて痛いところを突いてきたり、自身のあんまりな扱いに抗議して浜茶屋言一家に
「私に人権は無いのでゲソか!」
と怒ったりするのも良かった。あるわけないだろ。だってイカだし…。
一番傑作だったのが「学校」という場所に興味を持ったイカ娘が浜茶屋の次女の通う高校に侵入した時の話で、その設備の巨大さ、収容人数の大きさに驚愕したイカ娘が、学校を何らかの軍事施設と誤解し、理科室を人体実験室、コンピューター室をハッキングルーム、大講堂を作戦指令所なんかに勘違いしていくものだった。これ、作者が意識してかせずしてかは知らないけど、近代社会における「学校制度」と「国民皆兵制度」の成り立ちについて考えるとイカ娘のボケっぷりも当たらずとも遠からずな感じがしてくるのである。
そして、イカ娘のメンタリティが天然ボケでドジだが意地っ張りで寂しがりやな子供的なものに設定されている為、物語の経過を通じて多くの人々にかわいがられたり弄ばれたりこき使われたりして成長していく姿も活写されており、その辺のドラマは今後も発展の余地があるだろう。

作者は以前チャンピオンを支えるベテランの米原秀行から投稿作品を酷評されたりもしたらしいが、安定感のある作画と合わせてドラマ面の描写力も相応の成長を遂げつつあり、これからもチャンピオンを下支えしてくれる存在として今後に期待しようじゃなイカ。

※イカ加筆

作者は見事に期待に応えてくれた。キャラの増加、イカ娘の行動半径の拡大、これら全てが作品のおもしろさを底上げする方向に作用しており、もはやチャンピオン誌上における箸休め以上の存在価値を獲得しつつある。
今後にますます期待をしようじゃなイカ。

ナイスレビュー: 6

[投稿:2008-08-14 17:23:43] [修正:2009-12-27 16:44:53] [このレビューのURL]

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