セルフのレビュー
6点 えりくらさん
それまではただただ、受け入れるだけのものだった。
相手が望むから、する。
相手が気持ちいいと言ってくれるから、する。
見事なまでに、陽一のその行為には“自分”がいない。
『俺は、彼女たちの性器のドレイだ』
だが、自らの意志で自らを握った時、陽一は変わった。
相手に望まれるからするのではなく、相手が気持ちいいからするのでもない。
自分がそう望むから、自分が気持ちいいから、する。
そこには自分しかいない。自分以外には何もない。
これは、遥か昔に失ってしまった“自分”を取り戻すべく戦い続ける一人の男の物語である――!
よし、オナニーして寝よう。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-07-01 23:12:56] [修正:2010-07-01 23:14:17] [このレビューのURL]
8点 人間賛歌さん
「自慰行為」がこの本のテーマなんですが
こういうおバカなことを真剣に
探求していく主人公の姿が最高に笑えました。
「女に困らない」「世間の目を気にする」
「真面目」という設定がより一層ギャグを面白くしてくれます
久しぶりに腹の底から笑いました
まだ序盤なので、今後の展開に期待です
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-03-01 20:10:01] [修正:2012-02-08 00:54:20] [このレビューのURL]
7点 bugbugさん
こういう一見ふざけた題材を真剣に描いた作品は大好物です
設定だけで笑えます
未知のものにはじめて出会った人類はどういう行動をとるのか
こう書いてしまうと、若干大袈裟ですが
自慰行為に至る過程を、真正面から心理を含め描写しているので
おバカな設定のくせに、説得力があります
ギャグもその行為にまつわるものが大半ですが、クオリティが高い
まだまだ、序盤ですので飽きはないですが
飽きられやすい内容だけに、これからの展開を注視していきたい
作者が女性なので、男性だけにとどまらず、女性にもお勧めできます
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-01-31 23:33:07] [修正:2009-06-05 06:09:40] [このレビューのURL]