あしたのジョーのレビュー
7点 ガクちゃんさん
下町の情景、力石亡き後のジョーの遍歴などが、アニメと大きく違う。山谷を舞台にしたり少年院に入ったり、超メジャーな作品にしては、アンダーグラウンドな舌触り。
作者が述べているように、この頃の剃刀のような線が今となっては描けないというが、時代が産んだ作品という気がする。
あまりにも有名な真っ白に燃え尽きる罪作りなラストシーンのために日本人アスリートや観客の美意識が他国と違うような気さえする。
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[投稿:2009-02-24 21:38:28] [修正:2009-02-24 21:38:28] [このレビューのURL]
9点 ピルクルさん
バクマン。に名前が出てきて昔読んでた事を思い出しました。
名対決やラストが有名ですね。我が家にもありました。
全巻通して読むとついジョーや力石に感情移入してしまい、
読み終わった後、感慨深いものがあります。
文句のつけようがない名作だと思うけど
お笑い番組とかで丹下段平のコスプレやモノマネを見るとどうしようもなく笑ってしまう。
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[投稿:2009-02-02 08:35:34] [修正:2009-02-02 08:35:34] [このレビューのURL]
9点 kenkenさん
作品を通してどこか退廃的な雰囲気が漂っている
ジョーが普段活動しているところは殺風景で枯れていてジョー自身もいつも辛気臭い顔でいることが多い
社会のはみ出し者がようやくボクシングという表舞台に立てたのに
やがてそれさえ破綻していく
個人的には結局最後までジョーは孤独に見えた
小学生のとき読んだが力石戦より悲壮感漂うホセ戦の方が強く心に残っている
元祖スポコン者ってことで敬遠してる人がいたらぜひ読んでみてほしい
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[投稿:2008-07-14 14:52:01] [修正:2008-07-14 14:52:01] [このレビューのURL]
10点 Sealさん
最も有名なボクシング漫画で、世代を超えた名作。
ボクシング漫画としてはとてもリアリティがあるとは言えないし、ストーリーもいたってシンプル。一言で言えば主人公の成長物だ。
しかし孤高を貫く主人公のかっこ良さや、力石やホセに代表される魅力的なライバル達が作品を彩り、決して一言では片付けれない重厚さを加えている。
また、人物の表情が一つ一つのコマで生きていると思う。例えば紀ちゃんのジョーに対する想いや、中盤での主人公の葛藤など何気ないコマ一つ取っても人物の感情が細かく表現されている。
有名なラストシーンは梶原ではなく作画のちばによるものらしい。ジョーは結局何も得られず、誰とも結ばれず真っ白に燃え尽きた。最後まで自分を貫き通したのだ。このラストによってこそこの作品は語り継がれる名作になった。
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[投稿:2008-06-09 19:56:41] [修正:2008-06-09 19:56:41] [このレビューのURL]
5点 bobiさん
良い作品ではあるのだが、今改めて読むとやはり古い感じがするし、展開がやや冗長な感じで読んでて疲れる漫画だと思った。
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[投稿:2008-05-10 12:56:58] [修正:2008-05-10 12:56:58] [このレビューのURL]
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