あしたのジョーのレビュー
9点 森エンテスさん
僕にとっては「ボクシング漫画=あしたのジョー」です。
(勿論『はじめの一歩』も誰もが認める名作で大好きです)
作品としての純度が高く、文学作品の様に思えてしまう迫力が『あしたのジョー』にはあります。
ジョーが街に現れてから、終末へ向かう物語は拳闘でしか、自分を表現できない一人の天才の苦悩を感じることが出来ます。
分かり合える友になれる存在であったライバルは、一人は絶命し、一人は再起不能となってしまいます。
そして、最後の試合に臨み、望んだ通り灰になる。
あまりに感動的なラストシーンは全漫画ファン必見です。
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[投稿:2011-02-01 20:36:18] [修正:2011-02-01 20:36:18] [このレビューのURL]
8点 あおはなさん
ラストバトルに関してかなりの物議を醸しだしてして最近ようやく本当の原作では矢吹はどうなっていたのかが明かされた本作。まあ今となってはそれはさほど重要ではないので。ラストシーンの描写は原作者が非常に激怒したわけですが、アレがないとココまでの作品にならなかったというほど革命的ですね当時としては。あと当時の漫画と思えないほど何度読んでも読めてしまいます。ひとつの転換点なんですね漫画の。そういった意味でやっぱり高い評価にせざるをえないですね。
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[投稿:2010-11-03 18:25:19] [修正:2010-11-03 18:25:19] [このレビューのURL]
9点 パンプキンさん
漫画史上屈指のラストシーン。
ジョーという男の生き様。あのページにはその全てが詰まっている。
85点。
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[投稿:2009-06-27 22:04:07] [修正:2010-07-26 17:48:13] [このレビューのURL]
8点 s-fateさん
名作というほかありませんね。60年代のマンガなのに古さを度外視して読めるマンガもそうそうありません。小学生のときちょうど入手が困難だったころ、力石が死んだところまでコミック持っていた友達に借りて読んで以降何度も読んでますが、年食ってこちらの視点が変わってもなお面白さを見出せるところがすごい。純粋にかっこよさや、あの最終回に感動するもよし。紆余曲折はあったのに最高の最終回に持ち込んだ製作者らのプロ魂に感動するもよし。
個人的には最近読みなおして、同じ鑑別所から出たマンモス西が早々にボクシングをあきらめ小さな幸せ(といっても社長の娘婿、だから普通以上だとは思う)を築いていく様をちょくちょく新車を買い換えたり、店を大きくしたり等、残酷なまでに物質的貧富の差を淡々と描いていることに気付いて何が選択肢として良かったのかを考えさせる部分も用意されていたりするところに驚きました。そういえば丹下のおっさんですらジムの再構築に成功している。ここにジョーのもうひとつの孤独感を見たような気がしました。
また何年かしたら読み返そうと思います。
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[投稿:2010-07-04 17:43:41] [修正:2010-07-04 17:43:41] [このレビューのURL]
9点 オカシューさん
ボクシング漫画の超大作。アニメでみても面白い。不朽の名作とはこの漫画の為にある言葉かも。
ベストバウトはカルロスリベラ編です。丈VSリベラの試合は最後は殴り合いのまま決着つかずで判定へ・・・
当時ビックリしました。当然丈がKOするとおもってたから。
一歩の漫画でもそうだけど主人公の試合で判定なんてまあ無いですよね。
でも普通考えると同レベルの選手が戦うんだからお互い倒せず判定になる確率の方が高いはず。
もちろんそうなると漫画的には・・いまいちになるかもしれないですけれど、リベラ戦はそれを上手に処理していて決着がつかないのにうまくまとめられたエピソードになっていると思います。
あと試合を勝ち進む話の方が目立つけれど初期の鑑別所のくだりもとても面白いです。
一歩ファンも先輩名作ボクシング漫画見てやってくださいな。
それからテレビで(アニメの評論でしたが)ある漫画家さんが「みんなは丈ではなく力石をめざして生きなきゃいけないんだ。」みたいな事を言っていました。
「えっ?敵役の力石?そりゃ丈より強かったけれど普通丈に憧れ丈をめざしながら観ているんじゃあないの?」と思いました。
その後理由を話していましたが「憧れてめざしてもだいたいそこまではたどり着けない。丈より上の力石をめざすくらいでやっと丈になれる。丈をめざした人は結局マンモス西くらいにしかなれない。」と言うんです。
ドッガーン!!そうだったのか!?だから今私はあの情けない西みたいになっちゃってるのか?
目標は高く設定しなければいけないって事なんでしょうなぁ…
子供には一歩ではなく鷹村をめざすよう言わなければ・・・
(それも違うか・・・?)
所持巻数 13巻
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[投稿:2009-08-07 05:30:15] [修正:2009-08-07 05:30:15] [このレビューのURL]
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