あらすじ 日米は、世界でも類をみない高性能な原子力潜水艦「シーバット」を、極秘裡に造り上げる。日本によって資金、技術提供をされた日本初の原潜であったが、米第7艦隊所属という、数奇の宿命を背負った落とし子でもあった。艦長には、海自一の操艦と慎重さを誇る海江田四郎が任命された。が、海江田は突如、試験航海中に指揮下を離れ、深海へと潜行する。米軍は「シーバット」を敵と見なし、撃沈のため第3、第7艦隊を南太平洋に集結。しかし、大胆にもシーバットは艦隊中最大の空母「カールビンソン」の目前に堂々と浮上。独立国家「やまと」を全世界に向けて宣言したのだった。
備考 1990年に第14回講談社漫画賞一般部門を受賞。アニメ・ラジオドラマ化もされている。
沈黙の艦隊のレビュー
6点 ひろっさんさん
ある意味無茶苦茶リアルで、ある意味無茶苦茶フィクションな話。
現実世界で日本の弱腰外交を目の当たりにしていると、「こんな話が現実に起きてくんないかなー」とか思ってしまいます。
読み手を選ぶとは思いますが、ハマる人にはとことんハマる作品だと思います。
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[投稿:2007-02-28 16:31:04] [修正:2007-02-28 16:31:04] [このレビューのURL]
9点 Dr.Strangeloveさん
非常にスケールがでかい作品。
潜水艦同士のバトルや大艦隊との死闘はとにかく凄い。
しかしこの漫画で一番面白いのは
政治家同士の言葉での戦い。
特に核シェルター内の密室で繰り広げられる
各国首脳の論議は無茶苦茶熱い。
色々と否定意見はあるみたい(ラストシーンなど)だけど
はっきり言って
これ程パワーに溢れ、勢いがある骨太な漫画は
今の漫画界には無い。
好き嫌いは関係なしに一度は読むべき。
名作。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-01-18 18:40:57] [修正:2007-01-18 18:40:57] [このレビューのURL]
8点 kenjiさん
おそらく私が成人誌(?)で初めて読んだ漫画。
それまでジャンプなどを読んでいたので、描画力の強さと上手さに驚きました。
絵がめちゃくちゃ上手いという訳でもなかったのですが、その時は初めて読んだこの漫画に感動し、今では潜水艦が好きです(何じゃそりゃ…)
潜水艦乗りである主人公が、日本が極秘に開発した原子力潜水艦を乗っ取り、日本も含め各国を巻き込んでいくという話です。
話はもっぱら海上中でのハイテク兵器戦と、日本と各国の政治戦のシーンが中心です。
兵器に詳しくなくともどっぷり漬かる事ができ、本当かどうかわからないけど、潜水艦の事を十分に知る事出来ます。
ただこの漫画の目的が偽善で嘘っぽいのと、今の現実の日本のようなイライラしてしまう外交で −2点
日本の総理大臣が他国のお偉いさんに土下座って・・
漫画の中でも小さい日本頑張れ!
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[投稿:2005-06-09 09:57:54] [修正:2005-06-09 09:57:54] [このレビューのURL]