ONE PIECEのレビュー
1点 kentojujuさん
売れてる漫画がイイ漫画では無い。
はっきり言って、こんなに持ち上げられてるのが不思議w
サンジの話とヒルルクの話は良かった。
でも、感動の押売みたいな話ばっかりで嫌だ。
こんなんで感動しない
基本的に行き当たりばったり、結局ご都合主義で完結w
複線スゲー?
回収方法かなり強引でしょ。
主人公は無茶苦茶でキチガイだと思う。
ナイスレビュー: 4 票
[投稿:2010-04-30 01:23:29] [修正:2010-11-16 23:16:22] [このレビューのURL]
10点 lowtech711さん
大傑作。
少年誌史上最高傑作だと、僕はそう思っています。
一見すると普通に熱い、所謂王道的なヒーロー漫画です。海賊王ゴールドロジャーの残した大秘宝「ONE PIECE」を目指す、仲間想いで実直な主人公。それに負けず劣らず大きな夢・信念を持つ魅力ある仲間達。彼らが仲間になる時に描かれる過去の話では必ずといっても良いほど涙腺が決壊しました。また、どんなに不利だと思われる戦いにも果敢に、諦めることなく立ち向かい勝利する姿は昔から愛されてきた王道少年漫画の鏡とも言えます。
ただし、本作品がそれだけの漫画なら僕は最高でも8点しかつけなかったでしょう。
僕にとってこの漫画の最大の魅力は、細部まで注意深く読んでみるとわかる、過去に例が無いほど張られた伏線の多さなんです。それらは未だ多くが回収されていません。現在連載しているマリージョアにおける頂上戦争。読んでいる方ならわかると思いますが、毎週毎週鳥肌モノという異常な面白さを見せてくれました。グランドライン前半の締めくくりの戦いということで、伏線の一部を回収したことになる訳ですが、「一部だけ」で生じたあの興奮ぶりたるや。
このONE PIECEという物語の終盤に一気に伏線が回収された時のことを考えるだけで、鳥肌になってしまうのは僕だけではないはずです。グランドラインの後半「新世界」と呼ばれる海で何が待ち受けているのだろうか。今からワクワクしてきます。
良い意味で早く終わって欲しい漫画。
この作品自体が僕にとってのONE PIECEなんです。
是非、御一読と云わず二読三読を。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-04-26 21:12:37] [修正:2010-04-26 21:14:34] [このレビューのURL]
1点 トーマスさん
事あるごとに仲間を傷つける奴は許さないとか言ってる主人公自身、
サボテンの町で仲間の剣士を本気で殺そうとしてましたなwww
ようは思いついた描きたい事を何も考えず描いてるんですなww
単行本の質問コーナー、なんであんなにノリがキモイんでしょうなwww
質問したいけどあの気持ち悪いノリで書かないと採用されないと思って質問できないお子様とか一杯いると思うんですなwww
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2010-04-06 14:24:33] [修正:2010-04-06 14:24:33] [このレビューのURL]
10点 B・Aさん
○これは僕にとってとても難しい作品です。
多くの人に評価されている作品でもあるし僕も好きなのは間違いないのだけど、マンガに詳しい人やいわゆる『ジャンプマンガ』を読めない人にとってはまったく受け入れられない作品だからです。
だからこそ、ちゃんとどこがいいのかを的確に言う必要があるのに、なかなかちゃんと捉えることが出来ないもどかしさがずっとあるのです。それは好きなもの同士が言い合える関係ではなくて、否定する人に対して納得出来る批評をしなければならないから。
そういうのが一番苦手なんですが。
それでもちょっとは自分の中で整理くらいはしないと、って感じで始まります。
○この作品連載最初の回を僕は見ていて、『あ、これはすげぇヒットするんだろうな』って思ったんです。それは僕が先見性があるとか、そういうのではなくただ『そりゃそうだろ』みたいな当たり前のような感じがあったんですけど。
○なぜならこのマンガには僕らが胸に思っていた『冒険マンガ』がそこにあったからです。
もちろん『悪魔の実』のアイデアも、海賊という設定もいいのですが、何より「この先何かとんでもない事が待ち受けている」感じがすごいしたんですね。
それは読者との約束のようなものであって「この先には無限の冒険が待っている」と言われたら、やっぱり期待しちゃうんですよね。
少年漫画は基本みんなそのようなつくりだと思うんですけど『本気』でそれをやろうとしているのは、今までもワンピースにしか感じませんでした。
(ナルトも好きですが、そういう感じではありませんでした)
○作者はそういう『ちゃんと言葉にはならないけども僕達が求めているもの』を描くことがすごいのであって、それこそがその他凡百のマンガと比べても突出していると思うんです。
○あと小さいことですが、最初に上限というか世界の頂点を設定したことは結構革命なんじゃないかと思っています。
『世界政府』『王下七武海』『四皇』など、最初にこいつらが一番強いんだと表明することによって、よく言われるパワーインフレについても一応なりとも説明が付き、それは『北斗の拳』『ドラゴンボール』そして『幽々白書』などで散々げんなりしてきた僕らへの回答なのではないかと思ったりするわけです。
つまり、はじめに上限を設定しておくことで強さの上限を上乗せしていくのではなく、その階調を増やしていくことが可能になったのです。
それはその後『ハンターハンター』の旅団の存在のように、新しいトレンドとして引き継がれていくわけですが、『能力者の戦い』がかって荒木飛呂彦が発明してきたように、この『上限を決める』っていうのは小さいことですが、僕にとっては結構衝撃だったんですね。
○前にラジオで尾田栄一郎さんが出ていらして、古い映画にものすごい詳しいことを知り驚いた記憶があります。
中でも仁侠映画については事のほか造詣が深いらしく、なるほど考えてみれば作中に出ている『男気』やら『討ち入り』のような場面はそういう所からきているのかもしれず、
さらにもっと考えれば、少年漫画というものは結構任侠映画を構成している要素と似通っているのかもしれないなと思うようになりました。
だからこそ、そこを受けつけない人には全然ダメなんじゃないか、と。
○別に僕がどうのこうの言わなくても、日本のマンガ史に残る作品ですし、そもそも初版が300万部なんていう訳のわからないカイブツマンガですから、やっぱり多くの人の心を打つ作品なんだと思います。
僕もなんだかんだで、やっぱり好きですし。
○ただ、ひとつだけ受け入れられない、というか個人的にナンクセつけたいのは、刀での斬撃。
それが刀の刃以上に切れたりしたらもう意味無いというか、じゃあ名刀である必要ないんじゃない?って思っちゃうのはただの意地悪なんでしょうか。
こまけーー!!と、我ながら思いますが。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-04-06 03:00:27] [修正:2010-04-06 03:05:13] [このレビューのURL]
10点 zeebra2001さん
この作品に出会ったのは「幽遊白書」が終わって、もうジャンプを読まなくなった頃に
当時付き合っていた女性に薦められ、単行本1巻から7巻イッキに読んだ時に、衝撃が
走った。なんだこの作品は。ハッキリ言って絵は下手で、扉絵や背景を描くのが下手である
事を隠す為にワザとキャラクターを大きく描いて誤摩化したり、ドラゴンボールの影響か
戦闘シーンにはそれらしい技を叫んで、過程を飛ばして敵を吹っ飛ばした描写で無理矢理
終わらせる力技を見せつけるなど読んでいて「ご都合」に特化した作品だと最初は思った。
が、何度も読み返している度にこの尾田栄一郎は「伏線」や「台詞」にセンスが光る有望な
新人漫画家と確信した。ヒロインが突然裏切ったり、また海賊が嫌いな癖に主人公へ近づく
など人間不信に陥る様な描写だったのだが、後に悲しい過去と肩の入れ墨が重要な伏線だと
分かると、読者としてはヒロインに対する目線が変わり、感情移入して自然に泣いてしまう。
知らず知らずにONE PIECEの世界に引き込まれてしまうのだ。さらに「謎」とも言える海の
神秘や、未だ全貌が分からない王下七武海と世界政府のやり取り、海賊王は何故自分の財宝を
他の海賊達に明かして、探させようとしたのかというミステリー要素もあり、最新刊の57巻で
「勝者こそが正義」という、ある種の真理を読者に伝えた時に、この作者の底知れぬ想いが
伝わってきた。ただ単純に子供向けのファンタジー漫画なら現実世界の暗部、つまり超大国が
どうして戦争をしてまで他国の問題に首を突っ込んで、「大義名分」を強要するのかなどとは
情報としてはいらない筈だ。台詞の節々に感じる「正義感やヒーロー像」が今まで一番強くて
優しい奴が「正義」だったのに、傲慢で自分のエゴの為に「正義」を振りかざす巨悪と戦う
のが「自由」を掲げる海賊、ONE PIECEの主人公であるルフィに凄く魅力を感じてしまう。
この作品が一番伝えたいのは、「成功」や「正義」ではなくて「仲間や家族を守ろうとする
意思」だと思う。世の中では人間なんて、ちっぽけな存在かも知れないけど、この作品は
真っ向から「自分の信念」を守る大切さを、若い世代に教えることに誇りを持っている。
ナイスレビュー: 6 票
[投稿:2010-03-23 12:34:50] [修正:2010-03-23 12:40:19] [このレビューのURL]
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