あらすじ 笹原完士は大学入学を機にそれまで秘めていた「漫画・アニメ・ゲーム」への思いを分かち合えるサークルへ入ることを決意した新入生。 見学で訪れた「現代視覚文化研究会」=「現視研(げんしけん)」の2年生・斑目の策略により根拠のないプライドを崩された笹原だったが、未だ自分がオタクであることを認められないでいた。 しかし、同人ショップや即売会などに、モデル並のルックスに反比例したオタク・高坂、そして斑目たち「現視研」のメンバーと行動をともにしていくなかで、ココロを解放していった笹原はこの道に進む覚悟(!)を決めていく。高坂にベタ惚れな(非オタク)春日部咲やコスプレイヤー・大野など様々な人間も加わって、今日も「現視研」を舞台にした笹原のオタクライフはゆるりと流れるのであった。
備考 2010年12月号から『げんしけん-二代目-』が読み切り版の続きの第57話から期間限定で連載再開。だが、月刊アフタヌーンの2011年5月号に限定解除(圧倒的人気にお応えして「期間限定」せずに続けます!!)とげんしけん-二代目-の単行本収録はげんしけん全9巻からの継続の第10巻(読み切り第56話収録)からの刊行で副題に「二代目の壱」がつく事が告知された。「二代目」としての巻数は副題で数える形式をとっている。
げんしけんのレビュー
8点 スケフサさん
本当に個人的に大好きな作品。
大学のオタサークルの日常漫画で、作中の時間経過速度もちょうど良く、キャラクター達も皆可愛げがあって良かった。
この漫画のノリ、キャラクターを好きになればハマれる。だから人にはオススメしにくい。
本当に楽しみにしていたので終わった時はもっと描いて欲しかったが、9巻でちょうどいい長さだと思う。
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[投稿:2010-10-23 18:32:31] [修正:2010-10-23 18:32:31] [このレビューのURL]
2点 そのばしのぎさん
連載開始の少し前、2000年頃といえばWebもまだ黎明期。企業もIT化が広がりつつあった時代なのですが、この頃は職場でパソコンを使えるというだけでオタク扱いされていました。
今思い起こすと、単に時代の変化について来れなかった人達が、レッテル貼りをして自我を保っていたのでしょう。
昔は、そうやって特定の分野に関して深い知識を持つ人までも総じてオタクと言われた物ですが、この漫画ではもっと狭義のオタク、アニメや漫画の世界に魅了された人達が主人公です。
しかしながら、100件以上の漫画レビューなど書いておきながら言うのも何ですが、正直この世界には共感が持てない。
仮に舞台設定が映画マニアや音楽マニアのサークルだったとしても、同じ印象を持ったと思う。
既成のコンテンツを消費する事に一生懸命になっても流されているようにしか思えないのです。
この辺が合わない人には読むのが辛い漫画ではないかと思います。
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[投稿:2010-10-12 21:58:24] [修正:2010-10-12 21:58:24] [このレビューのURL]
7点 ととろとろとろさん
自分が中学校の頃かな?そんな頃に手に取ったのがこの作品でした。
昔はちょっとオタクが入っていたので、元ネタもわかり、なかなか楽しめる漫画、という印象がありますね。
最近、改めて全巻読みましたが、少し大人になった(さらにオタクが抜けた)自分が読むとなんだかいい意味での違和感がありました。
一言でいえば、オタクと非オタクのお話でしょうか。
その中で生まれる理解と絆に人間的なものを感じました。
非オタクからみるオタクというのは、日本人からみるブラジルの異民族のようなものなのです(例えてしまったのが本当に申し訳ない)。理解してくれる人もいれば、拒絶する人もいる。
この作品はそこまで深くはないものの(笑)、人間らしさが垣間見ることのできるおもしろい作品だと思います。
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[投稿:2010-09-02 07:50:35] [修正:2010-09-02 07:50:35] [このレビューのURL]
6点 フクポルさん
<所持歴:全巻>
えっ?主人公って春日部さんじゃないの?
・・・というのが率直な感想。
現視研メンバーに色々と影響を与え、自らも何かしらの影響を受けたと思うけど、
オタクに囲まれ、ある種の理解はしつつも一線は越えない(超えたくない?)という一般人の姿がここに。
しかし、かなり狭い世界で物語が展開され終わっていきましたね。
サークル活動がメインテーマとは言え、大学生活のその他の部分が
全くと言っていい程描かれなかったのは、ある意味潔いです。
同系の「ハックス!」よりは単純に面白かったです。
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[投稿:2009-03-09 16:20:44] [修正:2010-02-07 19:47:44] [このレビューのURL]
8点 ショーンさん
オタクというものを、忠実に再現してる。作者の経験を踏まえてるだけあり、妙にリアル。最後まで安定感があり、日常描いてるだけなのに退屈しない。
斑目人気は不動でしょう!
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[投稿:2010-01-30 06:57:27] [修正:2010-01-30 08:30:20] [このレビューのURL]
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