銃夢-GUNMM- Last Orderのレビュー
7点 十歩神拳さん
前作と比べると、作者の偏った考え方を思わせる場面もマイルドになり好印象。
ゼクスをはじめとする新キャラによる影響かと思いますが、作風も前作のハードなSFと比べ、少年誌に載るバトル漫画を青年誌向きに発展させた感じになったので比較的気楽に読めます。
しかしバトル中心の展開になったため戦闘が間延びし、さらに月刊ペースというせいもあってか、前作のキレのある展開と比較すると若干だれている印象が。
週刊ペースでこのクオリティならすばらしいんですが。
あと、ガリィの心が折れる→復活、という展開が繰り返されているのが少し鬱陶しく感じ、作者はなぜこんな心の弱い主人公にしたのかと思っていましたが、刀耳の「不屈とは心が折れないという意味ではなく、心が折れてもなお立ち上がる者のことを言う」という台詞で納得しました。
ガリィを見ていると非常に説得力を感じます。
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[投稿:2009-12-05 15:24:50] [修正:2009-12-09 09:13:27] [このレビューのURL]
9点 Sealさん
銃夢(無印)を読んでいないと導入部は入りにくいと思う。
自分は銃夢を読んでから比較的間を空けずにこの作品を読み始めたのですんなり入れた。
前作同様非常に質の高いSF漫画だが、本作ではさらにスケールアップしている。
前作で謎のままだった、ガリィの生い立ちや世界の成り立ちが徐々にその全貌を現してくる辺りも
前作からのファンにはたまらないところだろう。
カエルラを始め、魅力的なキャラクターも次々に登場し飽きさせない。
自分はノヴァ教授のマッドサイエンティストっぷりが好きだったりする。
今後、ストーリーがどのように収束していくのかが楽しみでならない。
前作も含めこの作品は「人間とは何か?」のような哲学的なテーマに貫かれていると思う。
脳だけが生身のアンドロイドは人間なのか?脳をチップに置き換えている人間はロボットなのか?
自分はノヴァのこのセリフが好きだ。
「生の始まりは化学反応にすぎず
魂は存在せず
精神は神経細胞の火花にすぎず
人間の存在はただの記憶情報の影にすぎず
神のいない無慈悲な世界でたった一人生きねばならぬとしても…なお…
なお我は意志の名の元に命ずる
「生きよ」と!!」
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[投稿:2009-03-23 19:50:52] [修正:2009-03-23 19:50:52] [このレビューのURL]
6点 カメ田さん
銃夢に比べて絵はよくなりましたが、内容がイマイチになった気がします。
イマイチになったと言っても銃夢と比べてなので、普通に楽しめる漫画です。
大判になったのがちょっと残念です。
見やすいのはいいんですが、値段が高くて保管もしにくいです。
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[投稿:2009-02-27 01:56:53] [修正:2009-02-27 01:56:53] [このレビューのURL]