この漫画のレビュー
5点 十歩神拳さん
とにかく読みづらいです。
絵が非常にゴチャゴチャしています。
それも、マキシマムと違い単純な動作のアクションシーンですら一読しただけではわかりません。
おそらく、無理をしてまで格好いいポージングで描こうとしたためだと思います。
しかしその姿勢があったからこそ、「マキシマム」の革命的なアクションシーンが誕生したのではないでしょうか。
また、このころから既に登場人物や武器のデザイン、世界観、演出、画風等のさまざまな面で独創的なセンスと可能性が輝きを放っています。
そして、黒田洋介氏を筆頭とした想像力豊かでなお且つ優れた感性を持つクリエーターの方々が、格好良くてわかりやすいアニメ版「トライガン」を創り出したことで、多くの人にトライガンの魅力が伝わり、トライガンシリーズは名作としての地位を築くことが出来たのでしょう。
それに、トライガンシリーズは様々な面において多数の漫画やアニメ作品に大きな影響も与えています。
トライガンシリーズや内藤先生の漫画家としての礎なったこと、業界に与えた影響等を考慮すれば、この作品の存在意義は点数以上に大きなものがあると私は思います。
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[投稿:2010-04-07 14:33:00] [修正:2010-04-07 14:35:32]