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7.7点(レビュー数:10人)

作者内藤泰弘

巻数16巻 (連載中)

連載誌ジャンプスクエアRISE:2009年~ / 集英社

更新時刻 2009-12-21 23:13:37

あらすじ 異界(ビヨンド)と人界とが交差する変わり果てたニューヨーク、「ヘルサレムズ・ロット」。深い霧に閉ざされ、様々な勢力と様々な種族がせめぎあう危うい均衡の上に浮かぶ街。クラウス率いる「秘密結社ライブラ」は、いつ破れるとも知れぬ世界の均衡を守るために様々な事件へと挑んでいく。(wikipedeaより)

備考 ジャンプスクエアにて短期集中連載作品して開始。その後SQ.19創刊に伴い、同誌にて本格連載開始。その後同誌が休刊になったためジャンプスクエアCROWNに移籍した。巻末漫画。なお、ジャンプスクエアCROWNに移籍してからは2016年現在「血界戦線 Back to Back」に改題されており、単行本の巻数もリセットされている。

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血界戦線のレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全10 件

9点 朔太さん

なかなかの傑作です。
特有の世界観がまず目を見張ります。

人界と異界が交わる街という設定は、私にとってとても新鮮です。
異界と言い切らないで人類との接点を摩訶不思議に描く。
超能力でも吸血鬼でもなんでもありの世界です。
異常世界中で、超絶な戦闘能力を有する秘密結社ライブラの
メンバー達の個性が光ります。
その中にあって、普通の青年レオナルドの普通の感情、
普通の苦しみが異常世界にあって対比関係にあり、
とてもヒューマンな役割を果たしています。

それぞれのストーリーは、良く練られたシナリオの下に、
登場人物のそれぞれの事情を絡めたドラマ仕立てになっており、
一個の映画や小説にも匹敵する内容の濃いものです。
あまりにも伏線が見事なので、1回読んだだけでは、
最初のエピソードの意味が理解できなかったりもします。
しかし、読み返してみると最初からキチンと仕組まれた
ドラマであることがやっと理解できるほど、
巧妙な構成になっていることが多いです。
内藤さんはきっとシナリオライターとしても成功を収めた
才能を持っておられます。

新しいタイプのSF&ヒューマンドラマを体験できました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2021-07-19 06:13:07] [修正:2021-07-19 06:13:07] [このレビューのURL]

10点 チーズカバオさん

アニメ版の大ヒットがきっかけでかなり幅広い層に名が知れ渡った感があるが、実際のところ、この作品の面白さの本質は結構ディープなオタクでないとわからないのではないだろうか。
とは言え、原画展を開催できるほどファンの間口を広げつつ、熱意のある読者層を獲得出来ているので、作品のバランスは昔より良くなっていると思われる。
トライガンの頃より良くも悪くも洗練されているが、根っこは呆れるくらい何も変わっていないので、トライガンを読んでいた読者にこそ手にとってもらいたい作品である(トライガンの発行部数から考えると、血界を読んでいない内藤作品既読者は相当いるはずである)。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2019-08-08 20:05:34] [修正:2019-08-08 20:05:34] [このレビューのURL]

10点 トカレフさん

一流の脚本家を何人も抱えているんじゃないかと思ってしまうような、毎回コンセプトが異なりながらも完成度の高すぎるシナリオが魅力。

残念なのは、読者側にも相応の漫画や映画的経験値、センスが無いと、面白さが全くわからないことだろうか。
トライガンの時より抑えられているとはいえ、ライトな層の漫画読みにはやはり敷居の高い表現技法が多すぎると思う。

ついてこれる奴だけついてこいみたいな、かなりピーキーな作風だが、だからこそ到達出来る漫画の面白さの神髄がここにある。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2016-07-25 08:04:24] [修正:2016-07-25 08:04:24] [このレビューのURL]

2点 Scroogeさん

レビューというよりも只の悪口になっているのだが。

男と女がカッコつけながら戦う漫画。
前作トライガンとやってる事はほとんど同じ。

画面がゴチャゴチャして5W1Hが伝わりにくい。
またカッコよさについての作者のセンスに共感できず、読んでいて寒々しい。

商業作品としての完成度がある漫画なのは間違いないが、
この作品にはカッコよさ以外の売りが何もない。
そして何がカッコいいかはやっぱり好き嫌いがある。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-10-30 20:21:16] [修正:2015-10-30 20:21:16] [このレビューのURL]

10点 ユースラッガーさん

まさかのアニメ化決定しましたね。

特筆すべきは作者の引き出しの多さでしょうか。基本的には1?2話で終わるオムニバス形式の、自由度の高い構成なのですが、毎話の展開がバラエティ豊かで、その完成度が尋常じゃありません。
ハリウッドの大作的な大迫力の話から、馬鹿馬鹿しいB級映画のようなストーリーまであり、とにかく飽きません。
1人の漫画家からこれだけ多様なコンセプトが出てくることが驚異的です。
個人的な感覚としては『アメコミチックな銀魂』を読んでいるような感じです。(笑)

刊行ペースも、季刊発行(今は隔月ですが)のマイナー誌で連載し、しかも1巻収録分の話まではレギュラー連載ですらないのに、5年足らずで9巻まで刊行しているってのも何気にスゴいですよね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-07-19 19:32:16] [修正:2014-07-19 19:33:27] [このレビューのURL]

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