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6.96点(レビュー数:33人)

作者河合克敏

巻数30巻 (完結)

連載誌週刊少年サンデー:1996年~ / 小学館

更新時刻 2010-08-15 11:38:39

あらすじ モンキーターンとは、競艇においてボートを全速で旋回させる華麗で高度なテクニック。主人公・波多野憲ニはそのモンキーターンに衝撃を受け、競艇選手になることを決意する。実在する競艇選手の研修所・全国のレース場を舞台に同期のライバル洞口雄大や女子レーサー青島優子とともに、超激しく鬼ガンコな師匠のもと、日本一のレーサーを目指し、様々な難関を乗り越えていく。

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この漫画のレビュー

8点 gundam22vさん

終盤の恋愛絡みで連載中に騒ぎが起こった作品かつ競艇というマイナー競技を題材とした漫画で長いなあというのが読む前の印象だった作品です。最初の6、7巻くらいが競艇学校でレースにはなかなか行きません。これがつまらないことはないのですが、いきなり敷居を感じました。しかしこれがあってこそという作品だったのは間違いないです。

ここでルールと基礎を覚えたことが競艇の奥深さをその後理解できるという格好になり、完全に初心者でも門戸を開くようになりましたから。それからは安定した面白さを保ちました。主人公波多野、ライバル洞口が無双する訳ではなく、それなりに挫折があり(怪我の下りは印象的。古池さんという主人公に物言う師匠がついたのも良かった)、課題を克服しつつ互いに地位が上下するのは面白かったですね。時間をかけてトップレイサーになって行きます。周辺人物達も実力、地位様々ですがそれぞれの活躍を描けていたと思います。

「帯ギュ」に比べると登場人物の人間性に黒さも出ますが、人間臭くて良かったとは思います(本当の腹黒人間はほとんど居ませんし)。終盤はその恋愛絡みは多少縺れましたが、積み重ねて来たのものが活きて実に綺麗に畳んで関心しました。恋愛絡みもありますが、普段はレース・競艇絡みの話が「帯ギュ」に比べると多いです(競艇選手の私生活の厳しさを逆に描けているが、息抜き部分がないとも言える)。浮気と言ってもキス1つしてないし、波多野は最後にはちゃんとケジメをつけた訳で(その選択も人として正しいもの)、人物達が納得する良い落としどころに行き着いて良かったです。振られた青島が行き着いた心情独白には感動しましたしね。なんだかんだで終盤の人間ドラマにも盛りあがりを感じました。

全30巻と長いですが、競艇という独自の世界を正面から描き切った功績は大きいと思います。レースの奥深さ、選手達の舞台裏も分かり敬意を抱けました。ギャンブルなのに不思議な爽やかさもあります。クオリティは同等だと思いますが、個人的な好みは「帯ギュ」以上でした。スポーツ漫画の名作だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-06-13 14:45:48] [修正:2015-06-13 14:45:48]

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