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6.85点(レビュー数:48人)

作者森田まさのり

巻数24巻 (完結)

連載誌週刊少年ジャンプ:1998年~ / 集英社

更新時刻 2011-02-08 11:04:30

あらすじ 試合中の不祥事により、活動停止状態の二子玉川学園高校野球部、通称ニコタマ。新人教師の川藤幸一は、自ら不良達の集まる野球部の顧問となる。怠慢な日々を送る不良達に、夢を持つことの素晴らしさを必死に説く川藤だが…。

備考 文庫版全14巻

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この漫画のレビュー

10点 tamajiroさん

 ごめんなさい。この点数は僕の人生を変えた作品だという単にそれだけのための点数だということをご了承下さい。他に読まれる方には一般的には7、8点が妥当なんじゃないかと思います。

 この作品はヤンキー漫画ととるか、野球漫画ととるか、教師漫画ととるかで見方が変わってくるのかと思います。
 
 まあ僕はヤンキーではないし、あまりそっち方面の漫画は読まないのでコメントできませんが、野球漫画とくれば!僕は一応、高校大学と野球少年だったのでw
 まあ悪く言う方もいると思いますけど、そんなに頭ごなしに「ありえない」と済ませてしまうのも良くないかと思います。

 僕は純粋に野球漫画としても面白かったと思います。なかなか面白い試みだと思います。もともと不良といえどもかなり高い筋力がある子たちなわけですから、その子たちが朝から晩まで、野球漬けの生活をやったら、経験者がいないわけではないですし、むしろ中学時代のスーパースターがいて、ちゃんとした指導者もいます。
 僕はやってみないとわからないと思いますよ?
 実際の前例を聞いたことがないので。
 
 教師漫画としても、実際川藤先生の魅力がいかんなく発揮されているので、
 いやぁ?、恥ずかしながら涙、でましたw
 話が進むにつれてもう彼の存在の大きさがずしんずしんと重くなっていきました。
 ベタな手法ではありますが、川藤先生の影響でどんどん良い人間が増えていくというところも現実だとそんなに甘くないのもわかりますが読み味としては悪くないですね。

 僕の中では森田先生に人情ものを描かせたら右に出る人はおそらくいないんじゃないかと、そのくらいに思っていますから、その辺りは流石です。

 スポーツ漫画って数多く出ていますけど、やっぱりなんだかんだいって「スポ根」ていうのが基本にして絶対なんだと思います。昨今ではよく「やたらとび抜けた才能」というものを押してくる漫画というのが多くみられます。「強豪校に入っている」とかも多いですね。でも、そんな天才たちが凡人に圧倒的な力の差を見せつけて涼しい顔して勝つところを見せられても・・
 読み手はほとんど凡人なわけですから、感情移入できないですよね。
 最初は凡人から見ても明らかに下手くそであったり、弱小校であったりして読み手にフラストレーションを与えた方が良いような気がします。まあ、アンケートで苦しむのかもしれませんがw
 けれどスポーツとは、たとえ漫画であっても応援されてなんぼですから、なるべく苦しめた方が良いんです。
 もう、汗だらだらで、息はゼェゼェ切れて、緊張で震えたり、血が出たり、口の中土の味とか、もう倒れる寸前みたいな。そのくらいやってくれたほうが、スポーツ経験者としても、「そうそう・・こんな感じだったな・・」て思うんですよね。
 その辺この作品は表情の作り方とか上手かったなと思います。

 僕はこの漫画に出会って高校野球の指導者になることを決意しました。僕が小学5・6年生くらいの頃に出会った漫画ですけど今でも何度も読み返したりします。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-03-14 01:53:58] [修正:2012-04-20 00:08:21]

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