ホーム > 不明 > 短編集 > 藤子・F・不二雄 異色短編集

7.93点(レビュー数:32人)

作者藤子・F・不二雄

巻数6巻 (完結)

連載誌短編集:1989年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-27 19:14:18

あらすじ 藤子・F・不二雄の、ちょっと変わった味わいの作品を集めた異色短編集。SF的手法と鋭い風刺精神を存分に発揮し、大胆かつ繊細な構成で不可思議世界を描き出す。第1巻 『ミノタウロスの皿』第2巻 『やすらぎの館』第3巻 『ウルトラスーパーデラックスマン』第4巻 『ノスタル爺』第5巻 『夢カメラ』第6巻 『鉄人をひろったよ』

備考 藤子・F・不二雄大全集に『SF・異色短編』全4巻で収録

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この漫画のレビュー

10点 白い犬さん

[ネタバレあり]

藤子・F・不二雄といえばドラえもんとかの方が有名だが
私は藤子Fの描くSF(少しフシギ)ワールドの方が好きだ。
特に「流血鬼」は衝撃だった。
世界中が吸血鬼のウィルスによって感染し、「人間」の方が
少数派になった世界での少年の戦い、その結末は心に
響いた。読み終わった数日間は心がもやもやした。
今思うと何がすごいって、普通の漫画家が連載してコミックス10巻は最低出す設定、世界観を読み切りの一話でやっちゃっていることだ。
他にも数々の濃い作品があって、その内容はハッピーエンドもあればシニカルなオチもあり、藤子Fのもうひとつのひきだしに圧倒される。
漫画家志望の人は短いページで話をまとめる参考になるんじゃないだろうか。
珠玉の短編集です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-03-12 02:26:50] [修正:2008-03-12 02:26:50]

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