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7.74点(レビュー数:43人)

作者西森博之

巻数11巻 (完結)

連載誌週刊少年サンデー:2007年~ / 小学館

更新時刻 2012-08-21 12:41:51

あらすじ “悪魔(デビル)”と恐れられる中学最凶の男、船橋雅矢。高校入学時、相棒・山田とともになんと茶道部に入部。だって、不良の修羅の道から足を洗い、静かなハートと学園ライフを手に入れたいんだモン!!だけど、その体にどっぷり染みついた不良魂は簡単には消えないモノで・・・!?血とお茶がほとばしる文化系・脱不良コメディー始動!!

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この漫画のレビュー

10点 パンダマンさん

 日本ではコメディーの評価は低く見られがち。まぁ色気とセットでとかで作られてきたから余計軽く見られる
 ハリウッドではコメディーを作れる人は一目置かれる。作るのにはセンスが必要だし、演技するのも凄い難しいことだ。コメディーができればなんでも演じられると言われているくらいで、大物俳優や演技派と言われる人にはコメディアン出身者が多いのがその証明だろう
 コメディーはすぐにそのキャラクターを理解できるほどの作りこみがないと、その先の笑いの部分に入っていけないのだ

 この作者は、原作者がいたスピンナウト以外ずーっとコメディーを描いてきた。逃げずに描いてきただけあってレベルが違う。どんなキャラクターでも作れるし、演じることもできる。
 これに出てくる大和撫子の部長さんは、今の日本ではもうファンタジーに近いくらい貴重な存在だけど嘘っぽくない。ちゃんとした存在感がある。主人公のまーくんやその他の存在感もすぐに心に残るほどの強さがある
 キャラクターのリアクションもツボを押さえてるし、話の展開、テンポ、タイミングなんかは抜群にうまい。つまらない日常の切り口から話がどんどんふくらむ展開はお見事
 やろうと思えば、もうどんな展開でも可能だろう
 一番作るのが難しいといわれてる悪人も数多く作り出してきてる。今回は変化球をつけて悪人ができるまでを読者を楽しませながらみせる余裕っぷり

 もう正直いうことない
 なんか、横綱相撲をみてるくらいの安定感
 まだ序盤だろうと、この評価は変わらないだろう
 面白いっす

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-02-19 13:29:28] [修正:2008-02-19 13:29:28]

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