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6.1点(レビュー数:19人)

作者加瀬あつし

巻数47巻 (完結)

連載誌週刊少年マガジン:1990年~ / 講談社

更新時刻 2010-06-05 16:42:22

あらすじ ニューウエーブヤンキー登場、じゃン!!
オレ、矢沢栄作、高校デビューの新米ヤンキーだ!ハッキリ言って、チビでケンカも弱(よえ)ーけど、はったりと要領を武器に、のし上がってやンぜ。まずは、名を売って有名どころの仲間入りヨ!オレのビッグなサクセスストーリー、バシッと読んでくれよナ!!

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この漫画のレビュー

自分的には結構面白く感じた。何よりも主人公のキャラが光っている。確かに主人公の矢沢はチビで弱くてハッタリばかりの格好だけのヤンキーだ。しかし、サブキャラの欄丸が言っていたように矢沢のハッタリは超一流なのである。また、矢沢は運が非常に強い。この漫画を簡単に説明するとすれば、ハッタリと運だけでヤンキー界をのし上がっていく矢沢の下ネタの多い物語、といったところだろう。だがこの漫画はそれだけではない。最初に主人公のキャラが光っていると言ったが、その一番の原因は矢沢の諦めの悪さにあると思う。どんな窮地に陥っても「生きる」ことを前提として行動しているのだ。普通の漫画の中ではこれは当たり前のことだろう。しかし、矢沢は普通の漫画とは違い、圧倒的に弱いのだ。それでも何とか修羅場を潜り抜けることができる。この矢沢の生きる力がどれだけの読者に伝わったかは分からないが、少なくとも私には心に感じるものがあった。
また、作者の言葉遊びのセンスにも楽しむことができる。下ネタばかりではあるが、このセンスは間違いなく作者の一つの才能であり、これからも漫画を創作していく上で武器となるだろう。
短所としてはたまにリアリティに欠けるところがあるが、上手くバランスは取れていると思う。
面白いことは面白い。ただ人を選ぶ漫画である。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-10 15:58:42] [修正:2010-01-10 23:25:18]

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